前置詞とは?基本から使い方までやさしく解説

森の分かれ道に立つ看板。道には「to school」「from home」「into the forest」などの表示。
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ぜすと君と学ぶ!前置詞の冒険

ぜすと君
るなちゃん、きょうの英語の授業で “in” とか “on” とか “at” って言葉が出てきたんだけど…ぜんぜん意味がわかんなかったよ~!

るなちゃん
それはね、ぜすと君!「前置詞(preposition)」って言って、場所や時間、その他いろんな関係を表す言葉なんだよ♪

ぜすと君
場所?時間?うーん…それってどんなふうに使うの?

るなちゃん
たとえば、「机の上にある」って言いたい時の「~の上に」が “on”、「箱の中にある」なら “in” って使うの。

ぴこり
あっ!「on the table」とか「in the box」ってやつ!聞いたことある〜!

ぜすと君
なるほど…でも “at” って何に使うの?「at school」って聞いたことあるけど…。

るなちゃん
いい質問だね!”at” は「点」を表すことが多いんだ。場所でも時間でも「特定の点」に注目してるよ。

ぴこり
えーと…「点」って、なんか難しそう…。ピンポイントってこと?

おりばー先生
その通り、Picoryくん。たとえば “at 3 o’clock” は「3時ちょうど」に、”at the station” は「駅に」って感じでね。

ぜすと君
おぉ〜!少しずつ見えてきたかも…。でも前置詞って他にもいっぱいあるよね!?

おりばー先生
はい、その通り!”under”, “by”, “with”, “for” など、いろんな前置詞があります。まずは基本から順番に学んでいきましょう。

ぜすと君
よーし!前置詞マスターへの第一歩だー!

文法解説:前置詞とは?意味と基本ルール

ぜすと君
るなちゃん、前置詞ってそもそも何のためにあるの?ぜんぶ似たような単語に見えるよ~。

るなちゃん
たしかにそう見えるかも。でも前置詞は、「名詞と他の言葉をつなぐ役目」があるんだよ♪

前置詞(Preposition)は、名詞や代名詞の前に置いて、「どこ?」「いつ?」「どうやって?」「誰のために?」などを説明してくれる言葉です。

たとえば、「箱の中にりんごがある」って言うとき、「中に」にあたる英語は in

この in が、りんごの関係を教えてくれる、つまり「関係を示す言葉」なんだ。

前置詞の基本イメージ

前置詞にはいくつかの基本パターンがあります。代表的なものをイメージと一緒に見てみよう!

  • 場所を表す:「どこにあるか」を示す
    → 例:The cat is under the table.(猫はテーブルの下にいる)
  • 時間を表す:「いつか」を伝える
    → 例:We met at 5 o’clock.(5時に会った)
  • 方向を表す:「どこへ向かうか」
    → 例:She walked to the station.(彼女は駅へ歩いた)
  • 手段を表す:「どうやって」
    → 例:He came by car.(彼は車で来た)
  • 目的・対象を表す:「だれのために/なにに対して」
    → 例:This gift is for you.(これはあなたへのプレゼントです)

ぜすと君
へえ〜!なんか「関係の道案内」をしてるみたいだね!

るなちゃん
うんうん!どの前置詞を使うかで、伝わる意味がガラッと変わるんだよ♪

前置詞の形:必ず名詞の前に置く

英語の「前置詞」は、必ず「名詞や代名詞の前」に置かれるのがルール。

たとえばこんな感じ:

She is at school.
彼女は学校にいます。
※「at(〜に)」のあとに「school(名詞)」が続いています。

The ball is in the box.
ボールは箱の中にあります。
※「in」の後ろに「the box(名詞)」が来ています。

This letter is for you.
この手紙はあなたへのものです。
※「for」のあとに代名詞「you」が来ています。

前置詞+名詞=前置詞句

前置詞は、それだけで意味が完成しないので、必ず「名詞(または代名詞)」とセットになります。

このセットを「前置詞句(prepositional phrase)」と呼びます。

She is in the room.
彼女は部屋の中にいます。
※「in the room」が前置詞句で、場所の情報を伝えています。

I studied for three hours.
私は3時間勉強しました。
※「for three hours」が時間の範囲を表す前置詞句です。

ぴこり
「前置詞句」って言うのか〜!ペアで覚えると良さそうだねっ!

おりばー先生
そうですね。前置詞は単体で覚えるより、「in the box」「at school」のようにフレーズで覚えると定着しやすいですよ。

前置詞ってどう覚えればいいの?

前置詞はたくさんあるけど、基本的なイメージをつかめば大丈夫!

最初は、よく使う前置詞を「場面ごとに」覚えるのがオススメです。

  • 場所なら「on(接触)」「in(中に)」「under(下に)」
  • 時間なら「at(時刻)」「on(日付・曜日)」「in(月・年・期間)」
  • 目的なら「for(〜のために)」「to(〜へ)」など
ぜすと君
よーし!いろんな関係をつなぐ前置詞、少しずつマスターしていこう!

前置詞の確認問題

前置詞の基本ルールを確認しましょう。選択肢に答えを含めて表示しています。

Q1. The book is ______ the table.
※テーブルの「上」にあることを表す前置詞を選ぼう。

  • 1. in
  • 2. under
  • 3. on
  • 4. by

Q2. The meeting starts ______ 7 o’clock.
※時刻を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. in
  • 2. at
  • 3. on
  • 4. for

Q3. We went to Paris ______ 2023.
※「2023年に」のように、年を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. in
  • 2. at
  • 3. on
  • 4. for

Q4. This gift is ______ you.
※誰か“のために”を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. to
  • 2. by
  • 3. at
  • 4. for

Q5. I will see you ______ Monday.
※曜日を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. in
  • 2. on
  • 3. at
  • 4. by

Q6. He came to school ______ bus.
※「バスで来た」手段を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. with
  • 2. in
  • 3. by
  • 4. on

Q7. The cat is hiding ______ the table.
※「下に隠れている」ことを表す前置詞を選ぼう。

  • 1. under
  • 2. on
  • 3. in
  • 4. over

Q8. We are going ______ the park.
※目的地“へ”向かうときの前置詞を選ぼう。

  • 1. at
  • 2. on
  • 3. in
  • 4. to

Q9. I usually study ______ the morning.
※「午前中に」のように時間帯を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. in
  • 2. on
  • 3. at
  • 4. by

Q10. Please contact me ______ phone.
※「電話で連絡する」→手段を表す前置詞を選ぼう。

  • 1. on
  • 2. by
  • 3. at
  • 4. in

前置詞のまとめ

おりばー先生
さて、今回は「前置詞とは何か?」という基本から、いろんな使い方まで幅広く学びましたね。ポイントを整理しておきましょう。
  • 前置詞は名詞や代名詞の「前」に置いて、他の語と関係をつなぐ言葉。
  • 代表的な使い方には「場所」「時間」「方向」「手段」「目的」などがある。
  • 前置詞は常に「名詞や代名詞」とセットで使い、「前置詞句」をつくる。
  • 例:on the table(場所)/at 5 o’clock(時間)/to the station(方向)など。
  • よく使う前置詞には in, on, at, by, for, to などがある。

ぜすと君
なるほど~!前置詞って、思ってたよりいろんな意味をもってるんだねっ!

るなちゃん
うん、でも「どんな場面でどの前置詞を使うか」がわかれば、パターンで覚えられるよ♪

ぴこり
クイズも楽しかった~!「選ぶポイント」がわかってきた気がする〜!

おりばー先生
文法は繰り返しでしっかり身につきます。前置詞は英会話でも頻出なので、例文ごと覚えていきましょうね。

ぜすと君
ぼく、前置詞ちょっと好きになってきたかも!またべんきょうしたいなっ!

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