自分で?自分に?ぜすと君と学ぶ「再帰代名詞」の使い方完全ガイド

鏡を見るぜすと君。鏡の中に自分が映っていることで、「自分自身」という意味を表現。
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目次

ぜすと君の大ピンチ!?再帰代名詞の謎を解け!

ぜすと君
るなちゃん、たすけて~!ぼく、「myself」って聞いて混乱しちゃったよ~!

るなちゃん
あらら、どうしたの?どんな文だったの?

ぜすと君
「I hurt myself.」って言ってたんだけど、「myself」って何者!?って思って……。

るなちゃん
なるほど、それは「再帰代名詞」っていう特別な代名詞なんだよ♪

ぴこり
さいき…?なんだか強そうな名前!「再帰」って何だろう~?

るなちゃん
「再帰」っていうのは、自分に戻ってくるって意味があるの。たとえば「I hurt myself」は「私は自分を傷つけた」って訳になるんだよ。

ぜすと君
えっ、自分を!?なんかちょっとショックな文だけど、なるほど〜!

おりばー先生
そうなんです、ぜすと君。英語では、「自分自身に〜する」って時に、この再帰代名詞を使うんですよ。

ぜすと君
じゃあ、「myself」とか「yourself」とか、全部誰かが自分に向かって何かしてるってこと?

るなちゃん
その通り!しかも「自分で何かをした」って時にも使えるよ。たとえば「He fixed the car himself.」みたいに!

ぴこり
おぉ~!自分で車を直すなんて、かっこいいじゃん!!ぴこりもやってみたい~!

おりばー先生
では次に、その再帰代名詞がどんな時に使われるのか、詳しく見てみましょうか。表も使って整理していきますよ。

文法解説:再帰代名詞の使い方と意味

再帰代名詞の使い方1:主語=目的語のときに使う

ぜすと君
「I hurt myself.」って、自分で自分を…って意味だったよね?

るなちゃん
うん、そうだよ。主語が「I(私)」で、動作の対象も「myself(自分)」だから、「自分を傷つけた」ってなるんだ♪

このパターンでは、主語と目的語が同じ人物(または物)になるとき、「再帰代名詞(〜self, 〜selves)」を使います。

以下が主な再帰代名詞の一覧です:

主語 再帰代名詞 意味
I
/aɪ/
myself
/maɪˈself/
自分自身を(に)
you(単数)
/juː/
yourself
/jʊrˈself/
あなた自身を(に)
he
/hiː/
himself
/hɪmˈself/
彼自身を(に)
she
/ʃiː/
herself
/hɜːrˈself/
彼女自身を(に)
it
/ɪt/
itself
/ɪtˈself/
それ自身を(に)
we
/wiː/
ourselves
/aʊrˈselvz/
私たち自身を(に)
you(複数)
/juː/
yourselves
/jʊrˈselvz/
あなたたち自身を(に)
they
/ðeɪ/
themselves
/ðəmˈselvz/
彼ら自身を(に)

例文で確認しよう!再帰代名詞:主語=目的語のとき

ぴこり
文で見るとすごく分かりやすい〜!どんどん読んでみたいっ!

I introduced myself at the meeting.
会議で自己紹介をしました。
※主語「I」と目的語「myself」が同じ人

She blamed herself for the mistake.
彼女はそのミスを自分のせいにした。
※「彼女が彼女自身を責めた」という形

They taught themselves how to code.
彼らは独学でコーディングを学んだ。
※「彼らが彼ら自身に教えた」=独学

You should take care of yourself.
自分の体は自分で大事にしてね。
※助言や忠告に使われやすい表現

We prepared ourselves for the trip.
私たちは旅行の準備をした。
※自分たちのために準備

He cut himself while cooking.
彼は料理中に自分で切ってしまった。
※自分で自分を傷つけた例

Did you hurt yourself playing soccer?
サッカー中にけがしちゃったの?
※「自分で自分を」傷つけたかどうかを聞いている

I found myself in a strange town.
気づいたら知らない町にいた。
※比喩的な表現で、自分の状況に気づいた時にも使える

The cat cleaned itself after eating.
猫は食べたあとに自分で毛づくろいした。
※動物にも再帰代名詞を使うことがある

You need to trust yourself more.
もっと自分を信じないと!
※自己信頼を強調する時の表現

覚えておきたい単語

  • introduce /ɪnˈtruːs/ 紹介する
  • blame /bleɪm/ 責める
  • prepare /prɪˈper/ 準備する
  • trust /trʌst/ 信頼する
るなちゃん
主語と目的語が同じ人のときは、再帰代名詞を使うよ!文の動きに注目してみてね♪

再帰代名詞の使い方2:主語を強調する(強意用法)

ぜすと君
えっ!?「myself」って、自分を表すだけじゃなくて「強調」もできるの!?

るなちゃん
そうなの!たとえば「I made this cake myself.」って言うと、「このケーキは私が自分で作ったの!」って強調できるんだよ♪

この使い方では、「誰がやったのか」をはっきりさせたいときに、再帰代名詞を主語の後ろ文末に置きます。

「他の誰でもなく、自分がやった」というニュアンスを出せるのがポイントです。

例文で確認しよう!再帰代名詞:主語を強調

ぴこり
よーし!強調バージョンの例文もいっぱい読んでみよ〜!

I painted the room myself.
この部屋、自分でペンキ塗ったんだよ。
※「他の人じゃなくて、自分がやった」を強調

She baked the cookies herself.
彼女がクッキーを自分で焼いたんだよ。
※本人が全部やった!というニュアンス

We cleaned the house ourselves.
私たちで家を掃除したよ。
※他に頼らず、自分たちでやった

He built the table himself.
彼がテーブルを手作りしたんだよ。
※作ったのが彼本人であることを強調

I solved the problem myself.
この問題、自分で解決したよ。
※助けを借りなかったことを強調

You’ll have to carry it yourself.
それは自分で運ばないとね。
※相手が自力でやる必要があることを強調

The students organized the event themselves.
学生たちが自分たちでイベントを企画した。
※主体が学生であることを強調

The CEO himself attended the meeting.
CEO自身がその会議に出席した。
※「CEOが来た!」という驚きを含んだ強調

Did she say that herself?
彼女が自分でそう言ったの?
※その言葉が本人のものかどうかを強調して聞いている

I checked all the data myself.
データ全部、自分でチェックしたよ。
※責任を持って自分でやったという意味合い

覚えておきたい単語

  • bake /beɪk/ 焼く
  • organize /ˈɔːrɡənaɪz/ 企画する
  • solve /sɑːlv/ 解決する
  • attend /əˈtend/ 出席する
おりばー先生
この使い方は「強調構文」とも呼ばれ、主語の存在感をはっきり伝えたい時にとても便利ですよ。

再帰代名詞の確認問題

再帰代名詞の使い方をクイズ形式で確認してみましょう!主語と目的語が同じ場合や、強調のための使い方に注意しながら答えてみてね♪

Q1. I cut _____ while I was cooking.

  • 1. me
  • 2. himself
  • 3. myself
  • 4. itself
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q2. He cleaned the whole room _____.

  • 1. himself
  • 2. myself
  • 3. ourselves
  • 4. herself
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q3. We introduced _____ to the new teacher.

  • 1. themselves
  • 2. herself
  • 3. myself
  • 4. ourselves
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q4. The cat cleaned _____ after eating.

  • 1. himself
  • 2. itself
  • 3. herself
  • 4. themselves
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q5. You should be proud of _____.

  • 1. yourselves
  • 2. themselves
  • 3. ourselves
  • 4. itself
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q6. The CEO _____ announced the decision.

  • 1. himselfly
  • 2. himselfs
  • 3. himself
  • 4. himselves
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q7. She taught _____ how to swim.

  • 1. itself
  • 2. herself
  • 3. himself
  • 4. ourselves
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q8. I solved the issue _____.

  • 1. itself
  • 2. herself
  • 3. yourselves
  • 4. myself
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. They blamed _____ for the mistake.

  • 1. themselves
  • 2. ourselves
  • 3. myself
  • 4. yourself
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q10. She decorated the room _____.

  • 1. themselves
  • 2. itself
  • 3. herself
  • 4. myself
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

再帰代名詞のまとめ

おりばー先生
今回学んだ「再帰代名詞」について、ポイントを整理しておきましょう。
  • 再帰代名詞は、主語と目的語が同じときに使う(例:I hurt myself.)
  • 「~self / ~selves」の形で、主語に応じて変化する
  • 「自分で~した」など、主語を強調する場合にも使える(例:She made it herself.)
  • 動物や比喩表現にも使われることがある(例:The cat cleaned itself.)
  • 使い分けのポイントは「誰が誰に対して動作をしているか」を見ること!

ぜすと君
うわぁ~!再帰代名詞って、いろんな場面で使えるんだね~!最初はむずかしそうだったけど、今ならわかる気がする!

るなちゃん
最初の「I hurt myself.」も、今なら意味がしっかりつかめるね♪

ぴこり
ぜすと君、かっこよく「I did it myself!」って言ってみてよ〜!

ぜすと君
I did it myself!!…おお〜、なんか勇者になった気分っ!!

おりばー先生
その調子です!再帰代名詞を使えると、英語表現がぐっと自然になりますよ。

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