過去分詞:形容詞的な使い方をマスターしよう

ぜすと君が目を丸くして「!」マークが頭の横に出ている。a surprised boy
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目次

ぜすと君と学ぶ!過去分詞の形容詞的な使い方

ぜすと君
るなちゃん、受動態で過去分詞を使うのはわかったけど、ほかの使い方もあるの?
るなちゃん
あるよ!過去分詞は「形容詞」としてもよく使われるんだ。たとえば “a broken chair” は「壊れた椅子」って意味になるの。
ぜすと君
へぇ〜!「壊された→壊れた」ってことか!能動じゃなくて「状態」を説明してる感じだね。
ぴこり
ぴこりも知ってる!“a closed door” とか「閉じられたドア」だよね!
るなちゃん
そうそう!過去分詞を形容詞にすると、「すでにされた結果」や「状態」を表すことができるんだよ。
ぜすと君
なるほど〜!じゃあ “a surprised boy” って「驚いた少年」ってこと?
るなちゃん
その通り!感情を表す形容詞も、過去分詞からできているものが多いんだよ。
ぴこり
ふむふむ。つまり過去分詞は「受け身」だけじゃなくて、「状態や感情」を表すときにも使えるんだね。
おりばー先生
その理解は素晴らしいです。では次のステップで、過去分詞の形容詞的な使い方を例文と一緒に確認しましょう。
ぜすと君
やった〜!またいっぱい例文見たい!

文法解説:過去分詞の形容詞的な使い方

過去分詞は受動態で使うだけでなく、形容詞として名詞を修飾することができます。「〜された○○」「〜してしまった○○」といった表現に役立ちます。

過去分詞が形容詞になるルール

ぜすと君
過去分詞が形容詞になるって、どんなイメージなの?
るなちゃん
簡単に言うと「すでに行われた動作の結果としての状態」を表すんだよ。
意味
過去分詞+名詞 〜された○○ a broken chair
壊れた椅子
名詞+過去分詞 〜された○○(後置修飾) The chair broken yesterday
昨日壊れた椅子

過去分詞+名詞:すでに完了した状態・受け身の意味で名詞を修飾

過去分詞が形容詞のように働いて、後ろの名詞を説明します。「〜された〇〇」というように、受動的な意味が多いです。

a broken window
壊れた窓
※「壊された状態の窓」

a written report
書かれたレポート
※「書かれた状態のレポート」

名詞+過去分詞:名詞が動作を受けたことを説明(関係詞の省略)

もともとは「名詞+that(who)+be動詞+過去分詞」という文が短くなった形。
「〜された〇〇」という関係詞の省略型です。

the book borrowed from the library
図書館から借りた本
※本が「借りられた」もの

the homework finished last night
昨晩終えた宿題
※宿題が「終えられた」もの

過去分詞の語順でニュアンスが変わる?

ぜすと君
るなちゃん、「a broken window」と「the window broken by the wind」って、どっちも壊れた窓のことだよね?
るなちゃん
うん、そうなんだけど、ニュアンスがちょっと違うの。ざっくり言うと、こんな感じかな♪
ニュアンス 焦点 イメージ
過去分詞+名詞 物の状態・特徴を強調 「どんな〜か」 形容詞のような使い方
名詞+過去分詞 物が受けた動作・出来事を強調 「どうされたのか」 動詞的な背景を含む説明
ぜすと君
なるほど〜!「a broken window」は「壊れてる窓」って感じだけど、「the window broken by the wind」は「風に壊された窓」って、なんで壊れたかが分かるんだね!
るなちゃん
その通り♪「状態」を表すなら前から説明、「動作の説明」をしたいなら後ろに持ってくると自然だよ!

例文で確認:過去分詞の形容詞的な使い方

A broken chair was in the room.
壊れた椅子が部屋にあった。
※broken は「壊された→壊れた」という状態を表す。

Look at the closed door.
閉じられたドアを見て。
※closed は「閉じられた」状態を表す。

She is interested in music.
彼女は音楽に興味を持っている。
※interested は感情を表す過去分詞で「興味を持たされた→興味がある」。

The surprised boy opened his eyes wide.
驚いた少年は目を大きく開いた。
※surprised は「驚かされた→驚いた」という意味。

This is a well-known story.
これはよく知られている話だ。
※well-known は過去分詞を使った複合形容詞。

The lost dog was found in the park.
迷子になった犬が公園で見つかった。
※lost は「失われた」「迷子の」という状態を表す。

The broken glass is dangerous.
割れたガラスは危険だ。
※broken は「壊れた」「割れた」という状態。

He looks tired after work.
彼は仕事のあと疲れて見える。
※tired は「疲れさせられた→疲れた」という意味。

We need a written report.
私たちは書かれた報告書が必要だ。
※written は「書かれた」という意味の過去分詞。

The escaped prisoner was caught.
逃げた囚人が捕まった。
※escaped は「逃げた」という状態を表す。

ぴこり
おぉ〜!過去分詞って「〜された状態」や「感情」も表せるんだね!
おりばー先生
その通りです。過去分詞は「すでに起きた結果の状態」を表すと覚えておくと理解がスムーズですよ。

過去分詞:形容詞的な使い方の確認問題

過去分詞を使った「〜された○○」「〜した状態の○○」を表す表現を練習しましょう。名詞を修飾する形に注目です!

Q1. A ______ chair was in the room.
壊れた椅子が部屋にあった。

  • 1. break
  • 2. broken
  • 3. breaking
  • 4. broke
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q2. Look at the ______ door.
閉じられたドアを見て。

  • 1. closed
  • 2. close
  • 3. closing
  • 4. closes
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q3. She is ______ in music.
彼女は音楽に興味がある。

  • 1. interesting
  • 2. interests
  • 3. interested
  • 4. interest
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q4. The boy looked ______ at the news.
その少年はその知らせに驚いた様子だった。

  • 1. surprising
  • 2. surprise
  • 3. surprises
  • 4. surprised
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q5. This is a ______ story.
これはよく知られた話です。

  • 1. well-known
  • 2. knowing
  • 3. knew
  • 4. known
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q6. The ______ dog was found in the park.
迷子の犬が公園で見つかった。

  • 1. lose
  • 2. lost
  • 3. losing
  • 4. loses
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q7. He looks ______ after work.
彼は仕事のあと疲れて見える。

  • 1. tiring
  • 2. tires
  • 3. tire
  • 4. tired
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q8. We need a ______ report.
私たちは書かれた報告書が必要だ。

  • 1. written
  • 2. writing
  • 3. write
  • 4. wrote
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. Be careful with the ______ glass.
割れたガラスに気をつけて。

  • 1. break
  • 2. breaking
  • 3. broken
  • 4. broke
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q10. The ______ prisoner was caught.
逃げた囚人が捕まった。

  • 1. escape
  • 2. escaped
  • 3. escaping
  • 4. escapes
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

過去分詞:形容詞的な使い方のまとめ

おりばー先生
今日学んだことを整理してみましょう。
  • 過去分詞は「受動態」だけでなく「形容詞」として名詞を修飾できる
  • 「〜された○○」「〜した状態の○○」を表す(例:a broken chair, a closed door)
  • 感情を表す形容詞(interested, surprised, tired など)も過去分詞からできている
  • 「行為の結果としての状態」を表すのがポイント
ぜすと君
なるほど〜!「驚いた」「疲れた」とかの表現も、ぜんぶ過去分詞が関わってるんだね。
るなちゃん
そうだよ♪ 「〜された状態」ってイメージを持つとスッと理解できるんだ。
ぴこり
ぴこり、今日から “I’m interested in English!” って言ってみる〜!
おりばー先生
とても良いですね。その表現は日常会話でもよく使いますから、しっかり覚えておきましょう。
ぜすと君
やった!過去分詞の使い道がどんどん広がってきた!次の記事も楽しみ!
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