否定語never/nobody/nothingの意味と使い方完全ガイド

空っぽのカゴを持つるなちゃんと、驚いた顔のぜすと君。「There is nothing in the basket.」のイメージ。
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目次

ぜすと君と学ぶ!否定語の使い方

ぜすと君
るなちゃん〜!この前、“I never eat sushi.”って聞いたんだけど、not が入ってないのに否定文なの?

るなちゃん
そうなの。実は“never”みたいに、それ自体が否定の意味を持つ単語を「否定語」って呼ぶんだよ♪

ぜすと君
へぇ〜!じゃあ “nobody” や “nothing” もそういう仲間?

るなちゃん
そうそう!nobody は「誰も〜ない」、nothing は「何も〜ない」っていう意味だよ。

ぴこり
なるほど〜!じゃあ「私は何も欲しくない」は “I want nothing.” でいいのかな?

るなちゃん
正解!これでnotを別に入れなくても否定文になるんだ。

ぜすと君
じゃあ“not never”とか“don’t nothing”って言ったらどうなるの?

るなちゃん
それは二重否定っていって、英語では基本的に間違いになっちゃうよ。

ぴこり
おお〜!日本語の「全然〜ない」とは違うんだね!

おりばー先生
その通り。英語では否定語は1文に1つが原則です。

ぜすと君
よーし、never / nobody / nothing を使いこなせるようにするぞ!

文法解説:否定語の種類と使い方

否定語の基本ルール

ぜすと君
否定語って、どれくらい種類があるの?

るなちゃん
意外とたくさんあるよ!代表的なものは never / nobody / nothing だけど、no one / nowhere / hardly なんかもあるんだ。

おりばー先生
否定語はそれ自体が否定の意味を持つので、not は不要です。二重否定は基本的に避けましょう。

代表的な否定語の意味は次の通りです。

否定語 意味
never
/ˈnevər/
決して~ない、一度も~ない
nobody
/ˈnoʊˌbɑːdi/
誰も~ない
no one
/ˈnoʊ wʌn/
誰も~ない(nobodyとほぼ同じ)
nothing
/ˈnʌθɪŋ/
何も~ない
none
/nʌn/
誰も(何も)~ない
nowhere
/ˈnoʊwer/
どこにも~ない
rarely
/ˈrerli/
めったに~ない
seldom
/ˈseldəm/
めったに~ない(ややフォーマル)
hardly
/ˈhɑːrdli/
ほとんど~ない
scarcely
/ˈskersli/
ほとんど~ない(ややフォーマル)
no
/noʊ/
名詞と一緒に使って「~が全くない」という意味になる
例:No cake is left.(ケーキは残っていない)

覚えておきたい単語

  • meet / miːt / 会う
  • want / wɑːnt / 欲する
  • visit / ˈvɪzɪt / 訪れる

二重否定の注意

ぜすと君
“I don’t know nothing.”って聞いたことあるけど、これって合ってるの?

るなちゃん
実はそれ、文法的には間違い。否定語は1文に1つが基本だから、“I don’t know nothing.” は二重否定になっちゃうんだ。

おりばー先生
正しい形は “I don’t know anything.” または “I know nothing.” です。not と否定語を重ねないように注意しましょう。

二重否定は避けるのが原則ですが、口語や歌詞などではあえて使う場合もあります(意味は強調になります)。ただし試験やフォーマルな場面では使わないのが安全です。

例文で確認:否定語の使い方

ぴこり
いろんなパターンの例文を見てみよ〜!

I never eat sushi.
私は決して寿司を食べません。
※頻度を完全に否定。

She never goes to the gym.
彼女はジムに一度も行きません。
※三単現のsに注意。

Nobody is at home.
家には誰もいません。
※nobodyが主語。

No one knows the answer.
答えを知っている人は誰もいません。
※nobodyと同じ意味。

Nothing happened.
何も起こりませんでした。
※nothingが主語。

I have nothing to say.
言うことは何もありません。
※目的語にnothing。

There is nowhere to sit.
座る場所がどこにもありません。
※nowhereは場所を否定。

We rarely visit that restaurant.
私たちはそのレストランにはめったに行きません。
※rarelyは頻度を低くする。

He hardly speaks in class.
彼は授業中ほとんど話しません。
※hardlyは程度の否定。

She seldom travels abroad.
彼女は海外旅行をめったにしません。
※seldomはフォーマル寄り。

おりばー先生
否定語の種類と位置、二重否定を避けるルールを覚えておけば、正しい否定文が作れるようになりますよ。

否定語の確認問題

否定語の使い方と二重否定の回避をクイズ形式で確認しましょう。否定語自体が否定の意味を持つことを意識してください。

Q1. 「私は決して遅刻しません。」の正しい英語は?

  • 1. I don’t never be late.
  • 2. I not never be late.
  • 3. I am never late.
  • 4. I never am late.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q2. 「誰も教室にいません。」の正しい英語は?

  • 1. Nobody is in the classroom.
  • 2. No one are in the classroom.
  • 3. Nobody are in the classroom.
  • 4. No one is in classroom.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q3. 「何も起こらなかった。」の正しい英語は?

  • 1. Not happened anything.
  • 2. Didn’t happen nothing.
  • 3. Nothing didn’t happen.
  • 4. Nothing happened.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q4. 「その町には何もない。」の正しい英語は?

  • 1. There is nothing in that town.
  • 2. There is nowhere in that town.
  • 3. There is nothing nowhere in that town.
  • 4. There is no place in that town.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q5. 「彼はめったに笑わない。」の正しい英語は?

  • 1. He doesn’t rarely smile.
  • 2. He not rarely smiles.
  • 3. He rarely smiles.
  • 4. He smiles rarely not.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q6. 「彼女は授業中ほとんど話さない。」の正しい英語は?

  • 1. She doesn’t hardly talk in class.
  • 2. She not hardly talk in class.
  • 3. She hardly doesn’t talk in class.
  • 4. She hardly talks in class.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q7. 「誰も私を助けなかった。」の正しい英語は?

  • 1. No one helped me.
  • 2. No one didn’t help me.
  • 3. Nobody didn’t help me.
  • 4. No one helps me.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q8. 「ケーキは残っていません。」の正しい英語は?

  • 1. No cake is left.
  • 2. There is any cake left.
  • 3. Nothing isn’t left.
  • 4. None left not.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. 次のうち二重否定になっているのはどれ?

  • 1. I know nothing.
  • 2. I don’t know anything.
  • 3. I don’t know nothing.
  • 4. Nobody is here.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q10. 「彼はほとんど寝ません。」の正しい英語は?

  • 1. He doesn’t scarcely sleep.
  • 2. He sleep scarcely not.
  • 3. He not scarcely sleeps.
  • 4. He scarcely sleeps.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

否定語のまとめ

おりばー先生
では最後に、否定語について整理しておきましょう。
  • 否定語は、それ自体が否定の意味を持つ(notは不要)。
  • 代表的な否定語:
    • 頻度:never(決して~ない)、rarely / seldom(めったに~ない)、hardly / scarcely(ほとんど~ない)
    • 人:nobody、no one、none
    • 物・量:nothing、no
    • 場所:nowhere
  • 二重否定は避ける(例:× I don’t know nothing → ○ I don’t know anything / I know nothing)
  • 否定語の位置は文中の役割(主語・目的語・副詞)によって変わる。
  • フォーマル・カジュアルで使いやすい単語が異なる(例:seldomはフォーマル寄り)。

ぜすと君
よーし、これで否定語の種類も使い方もばっちりだ!

るなちゃん
そうだね♪ 二重否定だけは気をつけようね。

ぜすと君
次は部分否定に進もう!

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