目次
ぜすと君と学ぶ!動作・変化を表す接尾辞 -ize / -ify / -en / -ate
ぜすと君るなちゃん、この前「modern」と「modernize」を見たんだけど、最後の -ize って何?
るなちゃんいいところに気づいたね!-ize は「〜にする」「〜化する」っていう“変化”を表す接尾辞なんだよ。
ぜすと君へぇ〜!じゃあ「beautify」とか「simplify」も同じ感じ?
るなちゃんそうそう!-ify も「〜にする」「〜の状態にする」っていう意味で、形容詞や名詞を動詞に変えるんだよ。
ぜすと君なるほど!じゃあ「shorten」とか「widen」みたいな -en は?
おりばー先生それも同じ仲間です。-en は「〜にする・〜になる」といった“状態の変化”を表す接尾辞です。短い(short)→短くする(shorten)のように変化しますね。
ぴこりじゃあ「activate」や「originate」みたいな -ate もそうなの?
るなちゃんうん!-ate は特にフォーマルな単語や科学・学術系でよく使われる「〜にする・〜を引き起こす」って意味なの。
ぜすと君へぇ〜、全部「変える」ってイメージなんだね!でもどれを使うかってどう決まるの?
おりばー先生良い質問ですね。それは語源や使う分野によって違います。次のステップで、それぞれの接尾辞を代表単語と一緒に整理してみましょう。
ぴこり変化の魔法語尾、4つをマスターするぞ〜!
文法解説:動作・変化を表す接尾辞 -ize / -ify / -en / -ate
このステップでは、「〜にする」「〜化する」「〜になる」といった意味を表す接尾辞 -ize / -ify / -en / -ate の使い方を整理します。これらは名詞や形容詞を動詞に変え、動作や変化を生み出す力を持つ重要な語尾です。
接尾辞 -ize:「〜にする・〜化する」
ぜすと君-ize はよく見るね!どんな単語によくつくの?
るなちゃん名詞や形容詞につけて「〜化する」「〜にする」っていう意味を作るの。社会・技術・思考の変化を表す語に多いよ。
おりばー先生語源はギリシャ語・ラテン語の -izare。「状態の変化」や「行動の実行」を意味します。
-ize を使った単語一覧表
| 元の語 | 意味 | -izeをつけた語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| modern /ˈmɑːdərn/ |
現代的な | modernize /ˈmɑːdərnaɪz/ |
現代化する |
| real /ˈriːəl/ |
現実の | realize /ˈriːəlaɪz/ |
実現する・気づく |
| organ /ˈɔːrɡən/ |
組織・器官 | organize /ˈɔːrɡənaɪz/ |
組織する・整理する |
| apology /əˈpɑːlədʒi/ |
謝罪 | apologize /əˈpɑːlədʒaɪz/ |
謝罪する |
| symbol /ˈsɪmbəl/ |
象徴 | symbolize /ˈsɪmbəlaɪz/ |
象徴する |
| hospital /ˈhɑːspɪtl/ |
病院 | hospitalize /ˈhɑːspɪtəlaɪz/ |
入院させる |
| critic /ˈkrɪtɪk/ |
批評家 | criticize /ˈkrɪtɪsaɪz/ |
批判する |
| priority /praɪˈɔːrəti/ |
優先 | prioritize /praɪˈɔːrətaɪz/ |
優先順位をつける |
| memory /ˈmeməri/ |
記憶 | memorize /ˈmeməraɪz/ |
暗記する |
| drama /ˈdrɑːmə/ |
劇 | dramatize /ˈdræmətaɪz/ |
劇化する・大げさにする |
るなちゃん社会的・思考的な「〜化」に強い語尾だね!
接尾辞 -ify:「〜にする・〜の状態にする」
ぜすと君-ify は「美しくする」とか「単純にする」で見たことある!
るなちゃんそう!感情・性質・状態を「〜にする」っていう変化を表すのが得意なんだ。
おりばー先生語源はラテン語 -ficare(=make)。「作る・変える」のイメージです。
-ify を使った単語一覧表
| 元の語 | 意味 | -ifyをつけた語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| beauty /ˈbjuːti/ |
美しさ | beautify /ˈbjuːtɪfaɪ/ |
美しくする |
| simple /ˈsɪmpl/ |
単純な | simplify /ˈsɪmplɪfaɪ/ |
単純化する |
| pure /pjʊr/ |
純粋な | purify /ˈpjʊrəfaɪ/ |
浄化する |
| solid /ˈsɑːlɪd/ |
固体の | solidify /səˈlɪdəfaɪ/ |
固める・凝固する |
| class /klæs/ |
分類 | classify /ˈklæsɪfaɪ/ |
分類する |
| just /dʒʌst/ |
正しい | justify /ˈdʒʌstɪfaɪ/ |
正当化する |
るなちゃん感情や状態の“内面の変化”を作るのが得意なんだね。
接尾辞 -en:「〜にする・〜になる」
ぜすと君-en は “shorten” みたいに形容詞につくイメージ!
るなちゃんその通り!形容詞から動詞を作って、「状態が変わる」「〜にする」って意味になるよ。
おりばー先生語源は古英語の -ian 系で、自然な変化を表します。形容詞との相性が特に良いです。
-en を使った単語一覧表
| 元の語 | 意味 | -enをつけた語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| short /ʃɔːrt/ |
短い | shorten /ˈʃɔːrtn/ |
短くする |
| wide /waɪd/ |
広い | widen /ˈwaɪdn/ |
広げる |
| strength /streŋθ/ |
強さ | strengthen /ˈstreŋθn/ |
強化する |
| light /laɪt/ |
明るい/軽い | lighten /ˈlaɪtn/ |
明るくする・軽くする |
| dark /dɑːrk/ |
暗い | darken /ˈdɑːrkn/ |
暗くする |
| deep /diːp/ |
深い | deepen /ˈdiːpən/ |
深める |
| soft /sɔːft/ |
やわらかい | soften /ˈsɔːfn/ |
やわらかくする |
| sweet /swiːt/ |
甘い | sweeten /ˈswiːtn/ |
甘くする |
| tight /taɪt/ |
きつい | tighten /ˈtaɪtn/ |
締める・きつくする |
| length /leŋkθ/ |
長さ | lengthen /ˈleŋkθən/ |
長くする |
るなちゃん形容詞→動詞の変化がわかりやすいね!
接尾辞 -ate:「〜にする・〜化する」
ぜすと君-ate はフォーマルっぽい単語が多い印象!
るなちゃんそう!学術語・化学語・抽象的な変化を表すときによく使われるんだよ。
おりばー先生ラテン語由来で、「〜の状態にする」「〜の作用を与える」という意味を持ちます。
-ate を使った単語一覧表
| 元の語 | 意味 | -ateをつけた語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| active /ˈæktɪv/ |
活動的な | activate /ˈæktɪveɪt/ |
作動させる・活性化する |
| origin /ˈɔːrɪdʒɪn/ |
起源 | originate /əˈrɪdʒɪneɪt/ |
始まる・発生させる |
| alien /ˈeɪliən/ |
異質な | alienate /ˈeɪliəneɪt/ |
疎外する |
| equal /ˈiːkwəl/ |
等しい | equate /ɪˈkweɪt/ |
等しくする |
| origin /ˈɔːrɪdʒɪn/ |
起源 | originate /əˈrɪdʒɪneɪt/ |
起こす・発生する |
| active /ˈæktɪv/ |
活動的な | activate /ˈæktɪveɪt/ |
作動させる |
| vaccin /ˈvæksiːn/ |
ワクチン | vaccinate /ˈvæksɪneɪt/ |
予防接種する |
るなちゃんフォーマルで学術的、でも「変化・行動」の仲間だね。
おりばー先生では次のステップで、この4つの語尾を使い分けるクイズに挑戦してみましょう。
動作・変化を表す接尾辞の確認問題
動作や変化を表す接尾辞 -ize / -ify / -en / -ate の理解をチェックしましょう。文意に合う正しい単語を選んでください。
Q1. 「現代化する」を意味する動詞はどれ?
Q2. 「美しくする」を意味する英単語はどれ?
Q3. 「広げる・拡大する」を意味する語はどれ?
Q4. 「作動させる」「有効にする」を意味する単語はどれ?
Q5. 「単純化する」という意味をもつ語はどれ?
Q6. 「行動や意見を正当化する」という意味の単語はどれ?
Q7. 「強化する・強くする」を意味する語はどれ?
Q8. 「始まる・発生する」という意味の単語はどれ?
Q9. 「水や空気を浄化する」という意味をもつ単語はどれ?
Q10. 「暗くする」「暗くなる」を意味する語はどれ?
動作・変化を表す接尾辞のまとめ
おりばー先生今回学んだ接尾辞 -ize / -ify / -en / -ate は、名詞や形容詞から「動作」「変化」を生み出す力を持つ語尾群でしたね。ポイントを整理しておきましょう。
- -ize:「〜化する」「〜にする」。社会・技術・思考の変化に使う。
例:modernize(現代化する), organize(整理する), realize(実現する) - -ify:「〜にする」「〜の状態にする」。感情・性質・内面的変化に強い。
例:beautify(美しくする), simplify(単純化する), justify(正当化する) - -en:「〜にする」「〜になる」。形容詞に付き、物理的・自然的な変化を表す。
例:shorten(短くする), widen(広げる), strengthen(強化する) - -ate:「〜にする」「〜化する」。フォーマル・学術的な文脈に多い。
例:activate(作動させる), originate(始まる), vaccinate(接種する)
おりばー先生どの接尾辞も「変化・動作」を表しますが、つく語の種類(形容詞・名詞)や文体(口語・学術)で使い分けるのがコツです。
ぜすと君なるほど〜!“変化の語尾4兄弟”って感じだね!これでニュースや論文の単語も読めそう!
おりばー先生その意気です。見慣れない動詞でも、語尾の意味を見れば“どんな変化を表すか”推測できるようになりますよ。
ぜすと君よーし!次に出てきたら「変化語尾チェック」してみる!


