if節の応用|第二条件・第三条件の使い方

ぜすと君が地球儀を回し、るなちゃんとぴこりが夢見るように見つめている幻想的な場面。If I were rich, I would travel the world.
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ぜすと君と学ぶ!if節の応用|第二条件・第三条件

ぜすと君
るなちゃん、この前はゼロ条件文と第一条件文を勉強したよね。でも、英語では「もしお金持ちだったら…」とか「もしもっと勉強していたら…」みたいな、現実とは違う仮定も言えるんでしょ?
るなちゃん
そうなの!それが「第二条件文」と「第三条件文」だよ。現実ではないことを仮定する文法なんだ。
ぜすと君
ええー、なんだか難しそう…。どうやって使い分けるの?
るなちゃん
簡単に言うとね、第二条件文は「もし今〜なら…」っていう現実とは違う仮定。第三条件文は「もしあの時〜していたら…」っていう過去に対する仮定だよ。
ぴこり
なるほど!つまり、夢や想像の世界を話すときに第二条件文、過去の後悔とか「もしも」を言うときに第三条件文を使うんだね!
おりばー先生
その通りです。例えば、第二条件文なら “If I were rich, I would travel the world.”、第三条件文なら “If I had studied harder, I would have passed the exam.” となります。
ぜすと君
うわー!なんだか英語で本当に「もしも」を語れる感じがして面白い!でも形をしっかり覚えないと混乱しちゃいそう…。
るなちゃん
安心して。形はルールで決まっているから、一度理解すればすぐに慣れるよ。
ぴこり
ぼく、第三条件文の「もしも過去に〜していたら」って表現、ちょっとドラマチックで好きかも!
おりばー先生
では次に、それぞれの条件文のルールと例文をたっぷり確認していきましょう。
ぜすと君
よーし!例文でいっぱい練習したら覚えられそう!

文法解説:if節の応用(第二条件・第三条件)

if節の使い方:第二条件文(現在の非現実)

ぜすと君
第二条件文って、今の現実とは違うことを仮定するときに使うんだよね?
るなちゃん
そうそう!「もし〜なら…だろうに」という、今の事実と反対の仮定を言うときに使うんだ。

第二条件文の基本ルール

  • If節:過去形
  • 主節:would+動詞の原形

※be動詞の場合、主語が何であっても “were” を使うことが多い。

例文で確認:第二条件文の使い方

If I were rich, I would buy a big house.
もし私が金持ちなら、大きな家を買うのに。
※現実では金持ちではない、という前提。

If she had more time, she would learn Spanish.
もし彼女にもっと時間があれば、スペイン語を学ぶのに。
※現実では時間がない。

If we lived near the sea, we would go swimming every day.
もし海の近くに住んでいたら、毎日泳ぎに行くのに。
※実際はそこに住んでいない。

If I were you, I would take the offer.
もし私が君なら、その提案を受けるだろう。
※助言をするときによく使う。

If it didn’t rain so much, we would go outside more often.
もしそんなに雨が降らなければ、もっと外に出るのに。
※実際は雨が多い。

If he were taller, he would play basketball.
もし彼がもっと背が高ければ、バスケットボールをするだろう。
※実際は背が高くない。

If they studied harder, they would get better grades.
もっと勉強すれば、もっと良い成績を取るのに。
※実際はあまり勉強していない。

If I had wings, I would fly anywhere.
もし翼があったら、どこへでも飛んでいくのに。
※現実には翼はない。

If my dog could talk, I would ask him many questions.
もし私の犬が話せたら、たくさん質問するのに。
※現実には犬は話せない。

If you were more careful, you would make fewer mistakes.
もっと注意深ければ、ミスが少ないのに。
※現実は注意が足りない。

覚えておきたい単語

  • rich /rɪtʃ/ 金持ちの
  • offer /ˈɔːfɚ/ 提案
  • careful /ˈkerfəl/ 注意深い
  • mistake /mɪˈsteɪk/ 間違い
  • grade /ɡreɪd/ 成績
ぴこり
わあ!まるで「もしもボックス」みたいな世界だね!

if節の使い方:第三条件文(過去の非現実)

ぜすと君
じゃあ、第三条件文は「もしあの時〜していたら」っていう過去の仮定なんだね?
るなちゃん
その通り!過去の事実とは反対の仮定を表すときに使うんだよ。つまり、後悔や別の結果を想像するときに便利なんだ。

第三条件文の基本ルール

  • If節:had+過去分詞
  • 主節:would have+過去分詞

例文で確認:第三条件文の使い方

If I had studied harder, I would have passed the exam.
もっと一生懸命勉強していたら、試験に合格していただろう。
※実際は勉強しなかった。

If she had left earlier, she would have caught the train.
もっと早く出発していたら、電車に間に合ったのに。
※実際は遅かった。

If they had invited me, I would have joined the party.
もし招待されていたら、そのパーティーに参加したのに。
※実際は招待されなかった。

If he had listened to me, he wouldn’t have made that mistake.
もし彼が私の言うことを聞いていたら、あんな間違いはしなかっただろう。
※実際は聞かなかった。

If it had rained yesterday, the game would have been canceled.
もし昨日雨が降っていたら、試合は中止になっていただろう。
※実際は雨が降らなかった。

If we had taken a taxi, we would have arrived on time.
タクシーに乗っていたら、時間通りに着いただろう。
※実際は乗らなかった。

If I had known the answer, I would have told you.
答えを知っていたら、君に教えていたのに。
※実際は知らなかった。

If you had helped me, I could have finished faster.
手伝ってくれたら、もっと早く終わったのに。
※実際は助けてもらえなかった。

If my parents had supported me, I might have studied abroad.
両親が支援してくれていたら、留学していたかもしれない。
※実際は支援されなかった。

If she had practiced more, she would have won the contest.
もっと練習していたら、そのコンテストで勝っていただろう。
※実際は練習しなかった。

覚えておきたい単語

  • invite /ɪnˈvaɪt/ 招待する
  • cancel /ˈkænsəl/ 中止する
  • support /səˈpɔːrt/ 支援する
  • abroad /əˈbrɔːd/ 海外へ
  • contest /ˈkɑːntest/ コンテスト
ぴこり
なるほど!第二条件文は「今とは違う想像」、第三条件文は「過去が違ったら…」なんだね!

if節の応用|第二条件・第三条件の確認問題

第二条件文と第三条件文をクイズで確認しましょう。空欄補充や文法判断など10問です!

Q1. 第二条件文として正しいのはどれ?
もし私がお金持ちなら、大きな家を買うのに

  • 1. If I am rich, I buy a big house.
  • 2. If I were rich, I would buy a big house.
  • 3. If I was rich, I buy a big house.
  • 4. If I rich, I will buy a big house.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q2. 正しい第三条件文を選びなさい。
もし彼がもっと勉強していたら、試験に合格していただろう

  • 1. If he studied harder, he would pass the exam.
  • 2. If he was studying harder, he would have passed the exam.
  • 3. If he had studied harder, he would have passed the exam.
  • 4. If he has studied harder, he passed the exam.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q3. 空欄を埋めましょう。
If she ______ more time, she would travel abroad.
もし彼女にもっと時間があれば、海外旅行をするのに

  • 1. had
  • 2. has
  • 3. have
  • 4. having

Q4. 空欄を埋めましょう。
If they ______ earlier, they would have caught the train.
もし彼らがもっと早く出発していたら、電車に間に合ったのに

  • 1. leave
  • 2. had left
  • 3. left
  • 4. have left

Q5. 助言を表す正しい第二条件文はどれ?
もし私が君なら、その提案を受けるだろう

  • 1. If I was you, I will take the offer.
  • 2. If I am you, I would take the offer.
  • 3. If I be you, I take the offer.
  • 4. If I were you, I would take the offer.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q6. 否定の第三条件文を完成させましょう。
If he had listened to me, he ______ that mistake.
もし彼が私の言うことを聞いていたら、あんな間違いをしなかっただろう

  • 1. wouldn’t have made
  • 2. wouldn’t make
  • 3. doesn’t make
  • 4. didn’t make

Q7. 空欄を埋めましょう。
If he ______ taller, he would play basketball.
もし彼がもっと背が高ければ、バスケットボールをするのに

  • 1. is
  • 2. was
  • 3. were
  • 4. be

Q8. 文法的に正しい第三条件文はどれ?
もし私たちがタクシーに乗っていたら、時間通りに着いただろう

  • 1. If we took a taxi, we would arrive on time.
  • 2. If we had taken a taxi, we would have arrived on time.
  • 3. If we take a taxi, we will arrive on time.
  • 4. If we have taken a taxi, we arrived on time.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. 空欄を埋めましょう。
If she had practiced more, she ______ the contest.
もし彼女がもっと練習していたら、そのコンテストで勝っていただろう

  • 1. win
  • 2. wins
  • 3. would win
  • 4. would have won

Q10. 文法的に正しい第二条件文はどれ?
もし私が翼を持っていたら、どこへでも飛んでいくのに

  • 1. If I had wings, I would fly anywhere.
  • 2. If I have wings, I fly anywhere.
  • 3. If I have wings, I will fly anywhere.
  • 4. If I had wings, I will fly anywhere.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

if節の応用|第二条件・第三条件のまとめ

おりばー先生
今回学んだ第二条件文と第三条件文を整理してみましょう。
  • 第二条件文は「現在の非現実」を表す
    → if節:過去形、主節:would+動詞
  • be動詞の if節では、主語が何であっても “were” を使うのが一般的
  • 第三条件文は「過去の非現実」を表す
    → if節:had+過去分詞、主節:would have+過去分詞
  • 第二条件文=「今の事実と反対の仮定」、第三条件文=「過去の事実と反対の仮定」
  • 助言や後悔を表すときによく使われる便利な文型
るなちゃん
第二条件文と第三条件文、どちらも「現実と違うこと」を想像するときに使うんだよ♪
ぴこり
なるほど!だから「もしも」の世界を英語で表せるんだね!
ぜすと君
うん、これで「今のもしも」と「過去のもしも」の違いがわかったよ!もっと練習したい!
おりばー先生
その意欲が大切です。次回は「現実と非現実の条件の違い」を整理して、さらに理解を深めていきましょう。
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