動作動詞と状態動詞の違いとは?使い方と例文でわかる英文法ガイド

左半分でぜすと君が走ったりジャンプしている(動作動詞)右半分でるなちゃんが本を見つめて「think」や「know」などをイメージしている(状態動詞)
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目次

ぜすと君と学ぶ!動作動詞と状態動詞の世界

ぜすと君
るなちゃん、この前「I like pizza」って習ったんだけど、「今まさにピザを好きになってる」って言いたいときは “I am liking pizza” って言えるの?
るなちゃん
ふふ、それはちょっと変な英語になっちゃうよ。実は「like」は「状態動詞」だから、進行形にできないんだ。
ぜすと君
えっ!?進行形にできない動詞があるの!?知らなかった〜!
るなちゃん
そうなの。「状態動詞(State Verbs)」っていうのは、動きや行動じゃなくて、心の状態や気持ち、知識なんかを表す動詞なの。
ぴこり
へぇ〜!じゃあ「I know the answer」っていう「知っている」も?
るなちゃん
その通り!「know」も状態動詞だから “I am knowing” とは言わないんだよ。
ぜすと君
なるほど!じゃあ逆に「走る」とか「食べる」みたいな動詞は進行形にできるの?
るなちゃん
それは「動作動詞(Action Verbs)」といって、行動や動きを表すから “I am running” や “I am eating” って言えるんだよ♪
ぴこり
わ〜!それなら分かりやすい!ぴこり、今も走りたい気分〜!
おりばー先生
整理すると、「状態動詞」は進行形にできないことが多く、「動作動詞」は進行形にできる、という区別ですね。
ぜすと君
よーし、僕も頑張って覚えるぞ!これなら迷子にならずに進めそう!
おりばー先生
いい調子ですね。では次のステップで、それぞれの特徴を例文と一緒に詳しく見ていきましょう。

文法解説:動作動詞と状態動詞の違い

英語の動詞は大きく分けて「動作動詞(Action Verbs)」と「状態動詞(State Verbs)」があります。
進行形(〜している)にできるかどうかを見分けるのがポイントです。

動作動詞(Action Verbs)とは?

ぜすと君
「I am running!」みたいに、実際の行動や動きを表す動詞が動作動詞なんだね?
るなちゃん
その通り!「run(走る)」「eat(食べる)」など、身体や心で行う動きが対象だよ。進行形にできるのが特徴だよ。

動作動詞の例:run, eat, read, play, write, swim, talk, listen

例文で確認:動作動詞の使い方

He runs every morning.
彼は毎朝走ります。
※「run」は習慣を表す現在形。

He is running now.
彼は今走っています。
※同じ「run」でも「今している最中」なら進行形。

She eats lunch at 12 every day.
彼女は毎日12時にランチを食べます。
※「eat」は習慣動作を表す。

She is eating lunch now.
彼女は今ランチを食べています。
※今の動作は進行形になる。

We play soccer after school.
私たちは放課後サッカーをします。
※「play」は繰り返しの行動を現在形で表す。

We are playing soccer now.
私たちは今サッカーをしています。
※その瞬間の行動は進行形。

He writes letters to his friend.
彼は友達に手紙を書きます。
※習慣的な行動を現在形で。

He is writing a letter right now.
彼は今まさに手紙を書いています。
※進行中の動作を進行形で。

They swim in the pool every weekend.
彼らは毎週末プールで泳ぎます。
※習慣を表す現在形。

They are swimming in the pool now.
彼らは今プールで泳いでいます。
※現在進行中の動作。

覚えておきたい単語

  • run /rʌn/ 走る
  • eat /iːt/ 食べる
  • play /pleɪ/ 遊ぶ、演奏する
  • write /raɪt/ 書く
  • swim /swɪm/ 泳ぐ

状態動詞(State Verbs)とは?

ぜすと君
じゃあ「I like pizza.」は進行形にできないんだよね?
るなちゃん
そう!「like(好き)」「know(知っている)」みたいに、気持ちや知識、所有など“動きのない状態”を表す動詞が状態動詞なんだよ。

状態動詞の例:like, love, know, believe, need, understand, belong

例文で確認:状態動詞の使い方

I like pizza.
私はピザが好きです。
※「like」は感情の状態。進行形にしない。

She knows the answer.
彼女は答えを知っています。
※「know」は知識の状態。

I believe you.
私はあなたを信じています。
※「believe」は心の状態。

He needs some help.
彼は助けを必要としています。
※「need」は状態を表す。

We understand the problem.
私たちはその問題を理解しています。
※「understand」は心の理解状態。

This book belongs to me.
この本は私のものです。
※「belong」は所有の状態。

She loves her cat.
彼女は自分の猫を愛しています。
※「love」は強い感情の状態。

He remembers your name.
彼はあなたの名前を覚えています。
※「remember」は記憶の状態。

I prefer tea to coffee.
私はコーヒーより紅茶の方が好きです。
※「prefer」は好みの状態。

They hate cold weather.
彼らは寒い天気が嫌いです。
※「hate」も感情の状態。

覚えておきたい単語

  • like /laɪk/ 好き
  • know /noʊ/ 知っている
  • believe /bɪˈliːv/ 信じる
  • need /niːd/ 必要とする
  • belong /bɪˈlɔːŋ/ 属する、〜のものだ
おりばー先生
よく整理できましたね。次は「think」や「have」など、実は両方の性質を持つ“ちょっと特別な動詞”を見てみましょう。
ぜすと君
えっ!?そんな動詞もあるの?楽しみだな!

文法解説:両方の顔を持つ動詞

「動作動詞」と「状態動詞」の区別を学んだら、次は“両方の使い方ができる動詞”を見ていきましょう。
意味によって「状態」と「動作」に分かれる動詞は、英語学習者がよく混乱するポイントです。

think の場合

ぜすと君
「I think」と「I’m thinking」って、意味がちょっと違うんだよね?
るなちゃん
そうそう!「I think」は「〜と思う」(状態)で、「I’m thinking」は「考えている最中」(動作)だよ。

I think it’s a good idea.
それはいい考えだと思います。
※「think=〜と思う」は状態動詞。

I’m thinking about my future.
私は自分の将来について考えているところです。
※「考えている最中」だから動作動詞。

have の場合

ぜすと君
「have」も進行形にできたりできなかったりするの?
るなちゃん
うん!「持っている」という意味では状態だけど、「食事する」「経験する」みたいな意味では動作になるんだよ。

I have a car.
私は車を持っています。
※「所有」の意味=状態動詞。

She is having lunch now.
彼女は今ランチを食べています。
※「食べる」という行動=動作動詞。

see の場合

ぴこり
「see」って「見る」だよね?これも進行形になるの?
るなちゃん
意味によるんだよ!「見える・理解する」は状態だけど、「会っている」なら動作になるの。

I see your point.
君の言いたいことがわかります。
※「理解する」=状態動詞。

I am seeing my doctor tomorrow.
私は明日、医者に会う予定です。
※「会っている」=動作動詞。

look の場合

ぜすと君
「look」も進行形にできるの?
るなちゃん
「見える」という意味なら状態動詞。「見ている最中」なら動作動詞になるよ!

You look tired.
君は疲れているように見える。
※「見える」=状態動詞。

He is looking at the stars.
彼は星を見ています。
※「見ている」=動作動詞。

feel の場合

ぜすと君
「feel」はどうなるの?
るなちゃん
これも2つあるよ。「〜と感じる(感覚や感情)」は状態。でも「触って確かめている」みたいな意味なら動作なんだ。

I feel happy today.
今日は幸せな気分です。
※「気分や感情」=状態動詞。

She is feeling the fabric.
彼女は布を触って確かめています。
※「触っている」=動作動詞。

覚えておきたい単語・フレーズ

  • think /θɪŋk/ 思う、考える
  • have /hæv/ 持つ、〜する
  • see /siː/ 見る、会う、理解する
  • look /lʊk/ 見る、〜に見える
  • feel /fiːl/ 感じる、触れる
おりばー先生
このように、同じ動詞でも「意味や文脈」によって動作動詞にも状態動詞にもなる場合があります。学習のコツは「今の文は“動作”なのか“状態”なのか」を意識することです。
ぜすと君
なるほど〜!これで「I’m thinking」も「I’m having lunch」もバッチリわかってきたぞ!

動作動詞と状態動詞の確認問題

動作動詞と状態動詞をしっかり区別できるかな?分類問題や文法の正誤チェックを解いてみましょう!

Q1. 次の動詞はどちらでしょう? “run”

  • 1. 動作動詞
  • 2. 状態動詞

Q2. 次の動詞はどちらでしょう? “believe”

  • 1. 動作動詞
  • 2. 状態動詞

Q3. “think” はどの分類でしょう?

  • 1. 動作動詞
  • 2. 状態動詞
  • 3. どちらでもない
  • 4. 状態にも動作にもなる

Q4. この文は正しいですか? “I am knowing the answer.”

  • 1. 正しい
  • 2. 間違い

Q5. 「私は今ランチを食べています」に正しい英語はどれ?

  • 1. I am eating lunch now.
  • 2. I eating lunch now.
  • 3. I eats lunch now.
  • 4. I am eats lunch now.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q6. 正しい文はどれ?

  • 1. I am liking pizza.
  • 2. I like pizza.
  • 3. I likes pizza.
  • 4. I am like pizza.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q7. 次の文のうち正しいのはどれ?

  • 1. She is having lunch now.
  • 2. She is having a car now.
  • 3. She having lunch now.
  • 4. She has lunch now.(意味が異なる)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q8. 正しい文はどれ?

  • 1. I am see my doctor tomorrow.
  • 2. I see my doctor now.
  • 3. I am seeing my doctor tomorrow.
  • 4. I seeing my doctor tomorrow.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. 次の文はどちらでしょう? “You look tired.”

  • 1. 動作動詞
  • 2. 状態動詞

Q10. 「私は将来について考えています」に正しい英語はどれ?

  • 1. I think about my future.
  • 2. I thinks about my future.
  • 3. I am think about my future.
  • 4. I am thinking about my future.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

動作動詞と状態動詞のまとめ

おりばー先生
では最後に、今日学んだ「動作動詞」と「状態動詞」のポイントを整理しておきましょう。
  • 動作動詞(Action Verbs):動きや行動を表す。進行形にできる。
    例:run, eat, play, write, swim
  • 状態動詞(State Verbs):気持ちや知識、所有などの“状態”を表す。通常は進行形にできない。
    例:like, know, believe, need, belong
  • 両方の顔を持つ動詞もある:文脈によって「状態」と「動作」に分かれる。
    例:think, have, see, look, feel
  • コツは「その文が表しているのは“行動”か“状態”か」を意識すること。
おりばー先生
これで動作動詞と状態動詞の違いがクリアになったはずです。日常会話や英作文でも役立ちますよ。
ぜすと君
やったー!これで「I’m thinking」や「I’m having lunch」がスッキリ理解できたよ!また新しい冒険に挑戦したいな!
ぴこり
ぜすと君、元気いっぱい〜!ぴこりも一緒に頑張る!
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