house、home、residenceの違い・意味・使い分け「家」を表す英語を解説

中央に大きく家が配置され、前の小道にるなちゃんが手を振って立つ屋外シーンのイラスト。柔らかい色合いの空と木々が広がり、穏やかな雰囲気。
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家を表す英語にはいくつか種類があり、建物そのものを指す場合や住んでいる場所を指す場合など、意味が少しずつ変わります。どれも日本語では家と訳せますが、英語では状況に合わせて使い分けることで気持ちやニュアンスが正しく伝わります。ここでは代表的な三つの単語を紹介します。

  • house / haʊs / 建物としての家
  • home / hoʊm / 住まい、帰る場所
  • residence / rezɪdəns / 住居、正式な居住地

特にhomeは気持ちに寄りそった家の意味があり、houseとは少し違います。違いを知っておくととても便利です。

目次

houseの意味、使い方は?

houseは建物としての家を表す言葉です。形があり、外観があり、建物として存在している家という意味になります。誰かが住んでいるかどうかには関係なく、物としての家を言いたい時に使います。買う、建てる、見えるなど、建物に関する話題でよく登場します。

  • 複数形:houses / haʊzɪz/

houseを使った例文

This house is very old.
この家はとても古いです。
※建物そのものの古さを説明しています。

They built a new house last year.
彼らは去年新しい家を建てました。
※建物としての家を建てるという意味です。

A big house stands on the hill.
大きな家が丘の上に建っています。
※形が見える家として使われています。

Our house has a red roof.
私たちの家は赤い屋根です。
※外観の特徴を説明しています。

She wants to buy a house in the city.
彼女は街で家を買いたがっています。
※物としての家を購入する場面です。

There are many houses along the street.
通り沿いにたくさんの家があります。
※建物が並んでいる様子を表します。

This house needs repairs.
この家は修理が必要です。
※建物の状態について説明しています。

The house is close to the station.
その家は駅の近くにあります。
※場所の説明で建物としてのhouseを使います。

houseは建物としての家を表します。形がある家の話、見た目や場所についての説明にとても向いている単語です。

homeの意味、使い方は?

homeは住んでいる場所や心が落ち着く場所を表します。建物そのものよりも、自分や家族が暮らし安心できる場所という気持ちのこもった意味が特徴です。家というより住まい、帰る場所というイメージが強いです。抽象的で温かい雰囲気のある単語です。

  • 複数形:homes / hoʊmz/

homeを使った例文

I want to go home.
家に帰りたいです。
※建物ではなく自分の住まいを指す言い方です。

Home is where my family is.
家とは家族がいる場所です。
※気持ちのこもったhomeの使い方です。

She feels at home here.
彼女はここでくつろいでいます。
※安心できる場所という意味です。

We moved to a new home last month.
私たちは先月新しい住まいに引っ越しました。
※住む場所という意味で使われています。

This place reminds me of home.
ここは家を思い出させます。
※心の中の家のイメージです。

He left home at sixteen.
彼は十六歳で家を出ました。
※暮らしていた場所という意味です。

I miss my home.
自分の家が恋しいです。
※気持ちとしての家を表します。

They invited us to their home.
彼らは私たちを家に招いてくれました。
※住まいとしての家を指す表現です。

homeは住まい、帰る場所という温かい意味を持ちます。気持ちの入った家を話したい時にぴったりです。

residenceの意味、使い方は?

residenceは住居や正式な居住地を表す単語で、とてもかたい雰囲気があります。ふだんの会話ではあまり使われず、書類や説明文などで使われることが多いです。マンションや建物の名前に使われることもあり、きちんとした印象のある言葉です。

  • 複数形:residences / rezɪdənsɪz/

residenceを使った例文

This building is a private residence.
この建物は個人の住居です。
※正式な言い方で住居を表しています。

He listed his new residence on the form.
彼は書類に新しい住所地を記入しました。
※かたい場面で使われる単語です。

The residence is located near the university.
その住居は大学の近くにあります。
※説明的な文で使われることが多いです。

This area has many old residences.
この地域には古い住居が多くあります。
※建物としての住居をまとめて表します。

They bought a residence in the countryside.
彼らは田舎に住居を購入しました。
※建物というより住居としての意味です。

Her official residence is in another city.
彼女の正式な居住地は別の都市です。
※officialと合わせてよく使われます。

This residence was built in the nineteenth century.
この住居は十九世紀に建てられました。
※歴史的な住居を表す時にも使用されます。

A large residence stands by the river.
川のそばに大きな住居があります。
※建物としての住居を表します。

residenceは正式な文章で使われる住居を表す単語です。ふだんの会話よりも説明文や書類などでよく使われます。

houseは建物としての家、homeは住まいや心の落ち着く場所、residenceは正式な住居を表す言葉です。同じ家でも意味の広さや雰囲気が変わるため、状況に合わせて使い分けることで自然な英語になります。

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