would / could / might を使う仮定法

ぜすと君がピアノの前に座り、るなちゃんがギター、ぴこりがマイクで歌うバンド風の場面。If I could play the piano, I could join a band.
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目次

ぜすと君と学ぶ!would / could / might を使う仮定法

ぜすと君
るなちゃん、この前「仮定法過去」とか「仮定法過去完了」を習ったけど、主節でよく出てくる “would” とか “could” とか “might” ってどう違うの?
るなちゃん
いい質問だね!仮定法の主節では “would / could / might” をよく使うけど、それぞれニュアンスが違うんだよ。
ぜすと君
ニュアンス?どう違うの?
るなちゃん
“would” は「〜だろうに」っていう一番基本の形だよ。”could” は「〜できるのに」っていう可能性や能力を表すの。”might” は「〜かもしれないのに」っていう控えめな可能性を表すんだ。
ぴこり
へぇ〜!それなら場面ごとに言い分けられるんだね!
おりばー先生
その通りです。”would” は確信に近い仮定、”could” は能力や可能性、”might” は控えめな推測として使い分けるのがポイントですよ。
ぜすと君
なるほど!じゃあ「もし宝くじに当たったら、世界を旅するだろう」っていうのは “would” かな?
るなちゃん
うん!”If I won the lottery, I would travel around the world.” って言うよ♪
ぴこり
じゃあ「ピアノが弾けたら、バンドに入れるのに」は “could” になるんだね!
るなちゃん
その通り!”If I could play the piano, I could join a band.” って言えるね。
ぜすと君
なるほど〜!じゃあ “might” の使い方も例文で知りたい!
おりばー先生
それでは次に、それぞれの助動詞を使った仮定法を具体的に見ていきましょう。
ぜすと君
よーし!would / could / might をマスターするぞ!

文法解説:would / could / might を使う仮定法

ぜすと君
“would” “could” “might” って、どうやって使い分けるの?

るなちゃん
うん、それぞれ意味が違うから、場面ごとに使い分けることが大事だよ!

would:〜だろうに

“would” は仮定法で最もよく使われる助動詞です。現実には起きていないことを想像して「〜するだろうに」「〜だろう」という予想や結果を表します。
特に、if節(もし〜なら)と一緒に使うことで「現実とは違う仮定の結果」を表現します。

例文で確認:would

If I won the lottery, I would travel around the world.
もし宝くじに当たったら、世界を旅するだろうに。
※「would」が「もし〜なら〜するだろうに」という仮定の未来の結果を表している。

If she were here, she would help us.
もし彼女がここにいたら、私たちを助けてくれるだろうに。
※「would」が「実際にはここにいないが、もしそうなら〜するだろうに」という仮定の結果を示している。

If I were rich, I would buy a big house.
もしお金持ちなら、大きな家を買うだろうに。
※「would」が「現実とは違う条件に基づいた行動」を表している。

If he had studied harder, he would have passed the exam.
もし彼がもっと勉強していたら、試験に合格していただろう。
※「would have + 過去分詞」が「過去の仮定の結果」を表している。

If we had left earlier, we would have arrived on time.
もしもっと早く出ていたら、時間通りに到着していただろう。
※「would have + 過去分詞」が「過去に実際は起きなかったこと」を仮定している。

覚えておきたい単語・フレーズ

  • lottery /ˈlɑːtəri/ 宝くじ
  • travel around /ˈtrævəl əˈraʊnd/ ~を旅する
  • rich /rɪtʃ/ 金持ちの
  • pass the exam /pæs ði ɪɡˈzæm/ 試験に合格する
  • arrive /əˈraɪv/ 到着する
  • on time /ɑːn taɪm/ 時間通りに

could:〜できるのに

“could” は「〜できるのに」という能力や可能性を表します。仮定法で使うと「もし〜なら、〜できるのに」と現実とは違う可能性を想像します。

例文で確認:could

If I could play the piano, I could join a band.
もしピアノが弾けたら、バンドに入れるのに。
※「could」が「現実にはできないことを仮定した能力」を表している。

If she were taller, she could reach the shelf.
もし彼女がもっと背が高ければ、棚に届くのに。
※「could」が「条件が違えば可能になる行動」を表している。

If I had more time, I could read more books.
もっと時間があれば、本をもっと読めるのに。
※「could」が「不足している条件が満たされればできること」を示している。

If he had studied harder, he could have passed the exam.
もっと勉強していたら、彼は試験に合格できたのに。
※「could have + 過去分詞」が「過去に可能だったはずのこと」を表している。

If they had called me, I could have helped them.
もし彼らが私に電話していたら、助けてあげられたのに。
※「could have + 過去分詞」が「実際には起こらなかった可能性」を表現している。

覚えておきたい単語・フレーズ

  • piano /piˈænoʊ/ ピアノ
  • band /bænd/ バンド
  • shelf /ʃelf/ 棚
  • read books /riːd bʊks/ 本を読む
  • call /kɔːl/ 電話する
  • help /help/ 助ける

might:〜かもしれないのに

“might” は「〜かもしれない」という控えめな可能性を表します。仮定法で使うと「もし〜なら、〜かもしれないのに」と、実際にはそうでなかった可能性をやわらかく表現します。

例文で確認:might

If I studied more, I might pass the exam.
もっと勉強すれば、試験に合格するかもしれない。
※「might」が「実現する可能性があるが、確実ではない未来の結果」を表している。

If it were sunny, we might go to the park.
もし晴れていたら、公園に行ったかもしれない。
※「might」が「現実とは異なる状況で起こったかもしれない行動」を示している。

If I had joined the team, I might have learned a lot.
もしチームに入っていたら、多くを学べたかもしれない。
※「might have + 過去分詞」が「過去に起こったかもしれない可能性」を表している。

If she had spoken up, things might have been different.
もし彼女が声を上げていたら、状況は違ったかもしれない。
※「might have + 過去分詞」が「過去に起こったかもしれない結果」を示している。

If I tried harder, I might improve faster.
もっと頑張れば、早く上達するかもしれない。
※「might」が「努力すれば可能性が高まる状況」を表している。

覚えておきたい単語・フレーズ

  • sunny /ˈsʌni/ 晴れた
  • park /pɑːrk/ 公園
  • team /tiːm/ チーム
  • speak up /spiːk ʌp/ 声を上げる
  • different /ˈdɪfərənt/ 違った
  • improve /ɪmˈpruːv/ 上達する

ぴこり
わ〜!would, could, might で気持ちをいろいろ言い分けられるんだね!

ぜすと君
うん!僕も「もし〜なら」ってときに、would / could / might を自然に使い分けたい!

would / could / might を使う仮定法の確認問題

仮定法で使う would / could / might の違いをクイズで確認しましょう!

Q1. 正しい文はどれ?
もし宝くじに当たったら、世界を旅するだろうに

  • 1. If I won the lottery, I might travel around the world.
  • 2. If I won the lottery, I would travel around the world.
  • 3. If I won the lottery, I could travel around the world.
  • 4. If I win the lottery, I will travel around the world.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q2. 空欄を埋めましょう。
If I could play the piano, I ______ join a band.
もしピアノが弾けたら、バンドに入れるのに

  • 1. will
  • 2. would have
  • 3. could
  • 4. might have

Q3. 正しい文はどれ?
もし晴れていたら、公園に行ったかもしれない

  • 1. If it were sunny, we might go to the park.
  • 2. If it were sunny, we would go to the park.
  • 3. If it were sunny, we could go to the park.
  • 4. If it were sunny, we will go to the park.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q4. 正しい文はどれ?
もっと早く出ていたら、時間通りに到着していただろう

  • 1. If we leave earlier, we will arrive on time.
  • 2. If we left earlier, we would arrive on time.
  • 3. If we had left earlier, we could arrive on time.
  • 4. If we had left earlier, we would have arrived on time.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q5. 空欄を埋めましょう。
If they had called me, I ______ helped them.
もし彼らが私に電話していたら、助けてあげられたのに

  • 1. would
  • 2. could have
  • 3. might
  • 4. had

Q6. 正しい文はどれ?
もし彼女がここにいたら、私たちを助けてくれるだろうに

  • 1. If she were here, she would help us.
  • 2. If she were here, she might help us.
  • 3. If she were here, she could help us.
  • 4. If she were here, she helps us.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q7. 空欄を埋めましょう。
If she were taller, she ______ reach the shelf.
もし彼女がもっと背が高ければ、棚に届くのに

  • 1. would
  • 2. might
  • 3. could
  • 4. had

Q8. 正しい文はどれ?
もし彼女が声を上げていたら、状況は違ったかもしれない

  • 1. If she spoke up, things could be different.
  • 2. If she had spoken up, things might have been different.
  • 3. If she speaks up, things will be different.
  • 4. If she was speaking up, things would be different.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. 空欄を埋めましょう。
If I tried harder, I ______ improve faster.
もっと頑張れば、早く上達するかもしれない

  • 1. might
  • 2. would
  • 3. could have
  • 4. had

Q10. 正しい文はどれ?
もし私に頼んでいたら、助けられたのに

  • 1. If you asked me, I could help you.
  • 2. If you have asked me, I might help you.
  • 3. If you ask me, I would help you.
  • 4. If you had asked me, I could have helped you.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

would / could / might を使う仮定法のまとめ

おりばー先生
今回学んだ「would / could / might を使う仮定法」を整理してみましょう。
  • would:「〜だろうに」 → 仮定した結果や予想を表す
  • could:「〜できるのに」 → 能力や可能性を表す
  • might:「〜かもしれないのに」 → 控えめな可能性を表す
  • すべて仮定法の主節で使われ、現実とは違う想像を表す
  • 過去の仮定では would/could/might have+過去分詞 の形になる
るなちゃん
ニュアンスの違いで「断定的」か「可能性」かを言い分けるんだよ♪
ぴこり
なるほど!これで「もし〜なら」っていうときに表現が広がるね!
ぜすと君
うん!僕は “would” をよく使いそうだけど、”could” と “might” も自然に使えるようになりたいな!
おりばー先生
素晴らしいですね。次回は「混合仮定法」を学んで、過去の出来事が現在にどう影響するかを表現できるようにしましょう。
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