keepを使った句動詞完全ガイド|“保つ・続ける”から広がる20の実用表現

ぜすと君が机でノートに勉強を続け、るなちゃんとぴこりが優しく見守る室内のシーン。上部に「keepを使った句動詞」、下部に「keep on」と表示されている温かい学習イラスト。
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目次

ぜすと君たちの「keep」探検がスタート!

ぜすと君
るなちゃん、「keep」って“持ち続ける”って習ったけど、句動詞になるとどんな意味になるの?

るなちゃん
いい質問だね♪ 「keep」は“状態を保つ”とか“続ける”っていうコアイメージを持ってるの。だから、前置詞がつくと“何を・どこで保つか”で意味が変わるんだよ。

ぜすと君
なるほど〜。「keep on」とか「keep up」とかよく聞くけど、どれも“続ける”っぽいね。

るなちゃん
そうそう!たとえば「keep up」は“レベルを保つ”、“keep on」は“行動を続ける”。方向や対象を意識すると意味がわかりやすくなるよ。

ぴこり
ぼく、「keep in touch」とか使ってみたい〜!かっこいい!

おりばー先生
いいですね。「keep」は“維持する・保つ”動詞なので、友情や関係、努力など幅広い場面に使われますよ。

ぜすと君
へぇ〜!「keep」って、なんか前向きな感じの単語だね。

るなちゃん
うん!“続ける”ってポジティブだから、使える場面がすごく多いの。英語学習にもピッタリ♪

ぴこり
じゃあ、ぼくも「keep learning English!」だね〜!

おりばー先生
その意気です。それでは主要な「keep」の句動詞を20個、コアイメージと一緒に見ていきましょう。

ぜすと君
よ〜し!ぼくのモチベーションも“keep up”していくぞ〜!

keepの句動詞完全ガイド|“保つ・続ける”から広がる20の実用表現

まずは「keep」を使った代表的な句動詞20個のリストを見てみましょう。
「維持する」「続ける」「離さない」というコアイメージを意識すると、意味の広がりが分かりやすくなります。

  • keep on(〜し続ける)
  • keep up(〜を維持する/遅れずについていく)
  • keep away(〜を遠ざける/近づかない)
  • keep out(中に入れない/締め出す)
  • keep off(〜を避ける/控える)
  • keep from(〜するのを防ぐ)
  • keep back(抑える/引き留める)
  • keep in(閉じ込める/内に秘める)
  • keep at(〜に粘り強く取り組む)
  • keep after(しつこく注意する)
  • keep down(抑える/小さく保つ)
  • keep under(支配する/抑制する)
  • keep up with(〜に遅れずについていく)
  • keep to(〜に従う/守る)
  • keep at it(あきらめずに続ける)
  • keep going(続ける/進み続ける)
  • keep in touch(連絡を取り続ける)
  • keep away from(〜に近づかない)
  • keep an eye on(〜を見張る/注意する)
  • keep out of(〜に関わらない)

keep on(〜し続ける)

ぜすと君
「on」は“接触”って感じだから、“keep on”は“接触した状態を続ける”だね?

るなちゃん
その通り♪ 「keep on」は“やり続ける”や“しつこく続ける”という意味で、努力や行動をやめないときに使うよ。

「keep doing」で「〜し続ける」という形もよく使われます。

例文で確認:keep onの使い方

You should keep on trying even if it’s hard.
たとえ難しくても、挑戦し続けるべきだよ。
※「on」は“継続”。動作が止まらないイメージです。

keep up(〜を維持する/遅れずについていく)

ぜすと君
「up」は“上に”だから、“レベルを上に保つ”って感じ?

おりばー先生
そうですね。「keep up」は“維持する”“遅れないようについていく”の両方の意味で使われます。努力や習慣を続ける時にもぴったりです。

勉強やスピード、会話などのレベルを“落とさないように続ける”時に使います。

例文で確認:keep upの使い方

You’re doing great—keep it up!
すごく順調だね、その調子で続けて!
※「up」は“上方向”。モチベーションやレベルを保つ感覚です。

keep away(〜を遠ざける/近づかない)

ぜすと君
「away」は“離れて”だね。だから“遠ざける”ってこと?

るなちゃん
その通り!「keep away」は“距離を保つ”イメージで、“〜に近づかない”“遠ざける”って意味になるんだよ。

危険・病気・誘惑などから“距離を置く”ときに使われる表現です。

例文で確認:keep awayの使い方

Keep away from the fire!
火に近づかないで!
※「away」は“距離を取る”。安全を保つ方向性です。

keep out(中に入れない/締め出す)

ぜすと君
「out」は“外に”だね。つまり“入れないようにする”?

おりばー先生
その通り。「keep out」は“外に出しておく”という意味で、“立ち入り禁止”や“関わらないようにする”ときに使われます。

看板などの「Keep Out」は「立ち入り禁止」の意味でよく目にします。

例文で確認:keep outの使い方

Please keep out of this area.
この区域には入らないでください。
※「out」は“外側”。内側から守る感覚です。

keep off(〜を避ける/控える)

ぜすと君
「off」は“離れる”のイメージだね。

るなちゃん
うん!「keep off」は“〜を避ける”“〜に触れないようにする”って意味で、禁止や注意の場面でよく使われるよ。

芝生や私有地などに「Keep off the grass(芝生に入るな)」のように使われます。

例文で確認:keep offの使い方

Please keep off the grass.
芝生に入らないでください。
※「off」は“接触を避ける”イメージです。

keep from(〜するのを防ぐ)

ぜすと君
「from」は“〜から離れる”ってイメージだよね。

おりばー先生
そうです。「keep from」は“〜を防ぐ・〜しないようにする”という意味で、“離しておくことで防止する”イメージになります。

感情や行動を抑えたり、誰かが何かをするのを止めるときに使われます。

例文で確認:keep fromの使い方

I couldn’t keep from laughing.
笑わずにはいられなかった。
※「from」は“原因・起点から離れる”イメージです。

keep back(抑える/引き留める)

ぜすと君
「back」は“後ろへ”だから、“引き止める”感じ?

るなちゃん
その通り!「keep back」は“前に出ないようにする”“感情や情報を抑える”って意味だよ。

群衆や感情などを「押しとどめる」ニュアンスを持っています。

例文で確認:keep backの使い方

Please keep back from the door.
ドアから離れてください。
※「back」は“後方へ”。安全距離を保つ感覚です。

keep in(閉じ込める/内に秘める)

ぜすと君
「in」は“中に”だね。つまり“中に留める”イメージ?

おりばー先生
その通りです。「keep in」は“中に閉じ込める”“感情を内に秘める”という意味になります。

「keep it in」で“気持ちを我慢する”という意味でも使われます。

例文で確認:keep inの使い方

He tried to keep in his anger.
彼は怒りを抑えようとした。
※「in」は“内側にとどめる”。感情のコントロールにも使えます。

keep at(〜に粘り強く取り組む)

ぜすと君
「at」は“目標に向けて”の感じだよね?

るなちゃん
うん!「keep at」は“目標に向かって続ける”という意味で、努力や勉強に使えるポジティブな表現だよ。

“続けてがんばる”という、モチベーションを表す表現としても人気です。

例文で確認:keep atの使い方

Keep at your studies and you’ll succeed.
勉強を続ければ、きっと成功するよ。
※「at」は“対象に向かって粘り強く”という方向性です。

keep after(しつこく注意する)

ぜすと君
「after」は“あとを追う”だから、“注意し続ける”感じかな?

おりばー先生
その通り。「keep after」は“繰り返し注意する・催促する”という意味で、教師や親がよく使う表現です。

“しつこく見守る・言い続ける”というニュアンスが含まれます。

例文で確認:keep afterの使い方

You have to keep after him about his homework.
彼に宿題のことを何度も言い続けないといけないよ。
※「after」は“追いかける方向”。注意を継続する動きです。

keep down(抑える/小さく保つ)

ぜすと君
「down」は“下に”のイメージだよね。

おりばー先生
そうです。「keep down」は“下げておく”というイメージで、“抑える”“小さく保つ”という意味になります。

音量・感情・コストなどを抑える時によく使われます。

例文で確認:keep downの使い方

Please keep your voice down.
声を小さくしてください。
※「down」は“低い位置”。エネルギーを抑える感覚です。

keep under(支配する/抑制する)

ぜすと君
「under」は“下に置く”だから、“押さえつける”ってこと?

おりばー先生
その通り。「keep under」は“支配下に置く”や“抑える”という意味になります。人・感情・状況をコントロールする時に使います。

ややフォーマルで比喩的な表現でもよく登場します。

例文で確認:keep underの使い方

The regime tried to keep the people under control.
その政権は国民を支配下に置こうとした。
※「under」は“下に置く”。支配・抑圧の方向を示します。

keep up with(〜に遅れずについていく)

ぜすと君
あっ、「keep up」って前にも出てきたね!「with」がつくと?

るなちゃん
「with」がつくと“誰かや何かに遅れずに並ぶ”って意味になるよ。つまり“ついていく”ってこと!

スピード・トレンド・人の話などに“遅れずに合わせる”時に使う表現です。

例文で確認:keep up withの使い方

I can’t keep up with all the new technology.
新しいテクノロジーについていけないよ。
※「with」は“一緒に”。同じスピードを保つ感覚です。

keep to(〜に従う/守る)

ぜすと君
「to」は“〜に向かって”のイメージだけど、“守る”ってどういうこと?

おりばー先生
いい質問ですね。「keep to」は“決められた方向にとどまる”イメージで、“ルールや約束を守る”という意味になるんです。

ルール・時間・予定などを「守る」「逸れない」で表したいときに使います。

例文で確認:keep toの使い方

Please keep to the speed limit.
制限速度を守ってください。
※「to」は“制限された方向”。それに沿って行動する感覚です。

keep at it(あきらめずに続ける)

ぜすと君
「it」って“それを”だから、“それを続ける”ってことかな?

るなちゃん
正解!「keep at it」は“途中でやめずに続ける”って意味で、励ますときによく使う表現なんだ。

“がんばれ、そのまま続けて!”という温かいニュアンスがあります。

例文で確認:keep at itの使い方

You’re doing great—keep at it!
とてもいい調子だよ、そのまま続けて!
※「it」は“取り組んでいること”。“継続”を強調する表現です。

keep going(続ける/進み続ける)

ぜすと君
「going」は“進む”って意味だよね。つまり“進み続ける”?

るなちゃん
その通り!「keep going」は“止まらずに続ける”“あきらめずに進む”という意味で、会話でもとてもよく使うフレーズだよ。

努力・会話・人生など、あらゆる“前進”を表せる万能表現です。

例文で確認:keep goingの使い方

No matter what happens, keep going.
何があっても前に進み続けよう。
※「going」は“前進”。動作の継続とポジティブさを表します。

keep in touch(連絡を取り続ける)

ぜすと君
「touch」は“触れる”って意味だから、“連絡を取り続ける”っていうのはどうつながるの?

おりばー先生
良い質問ですね。「keep in touch」は“心のつながりを保つ”という意味で、“連絡を取り合う”を表します。

別れ際の定番フレーズ「Let’s keep in touch!」=「連絡取り合おうね!」で覚えましょう。

例文で確認:keep in touchの使い方

Let’s keep in touch after graduation.
卒業したあとも連絡を取り合おう。
※「in touch」は“接触している状態”。人との関係を保つイメージです。

keep away from(〜に近づかない)

ぜすと君
あれ?「keep away」ってもう出てきたよね?

おりばー先生
そうですね。「keep away from」は“〜から離れる”を強調した形で、“特定の対象から距離を置く”という意味になります。

危険物・悪影響のあるものなどに近づかないよう警告する表現です。

例文で確認:keep away fromの使い方

Keep away from bad habits.
悪い習慣には近づかないようにしよう。
※「from」は“起点から離れる”。完全に距離を置くニュアンスです。

keep an eye on(〜を見張る/注意する)

ぜすと君
直訳すると“〜の上に目を置く”?

るなちゃん
そのイメージが正解!「keep an eye on」は“注意して見ておく”って意味で、心配や監視のときに使える便利な表現なんだ。

子ども・荷物・状況などを「気をつけて見守る」というときにぴったりです。

例文で確認:keep an eye onの使い方

Can you keep an eye on my bag for a minute?
ちょっとの間、カバンを見ててもらえる?
※「eye on」は“視線を置く”。注意・監視のニュアンスです。

keep out of(〜に関わらない)

ぜすと君
「out of」は“〜の外に出る”だよね。だから“関わらない”って意味?

おりばー先生
そうです。「keep out of」は“〜から距離を置く・関与しない”という意味になります。トラブルや他人の問題に踏み込まないときに使います。

“I’ll keep out of it.” は「その件には関わらないでおく」という自然な言い方です。

例文で確認:keep out ofの使い方

You’d better keep out of their argument.
彼らの口論には関わらない方がいいよ。
※「out of」は“外に出る”。距離を取る行動を示します。

keepの句動詞の確認問題

「keep」を使った句動詞を10問のクイズで復習しましょう。クリックで答えと解説が表示されます。

Q1. You should ______ studying even when it gets hard.
難しくなっても勉強を続けるべきだよ。

  • 1. keep in
  • 2. keep up with
  • 3. keep on
  • 4. keep away
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q2. I can’t ______ all these new apps.
新しいアプリについていけないよ。

  • 1. keep up with
  • 2. keep out
  • 3. keep under
  • 4. keep over
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q3. You should ______ fast food if you want to stay healthy.
健康を保ちたいなら、ファストフードは避けた方がいいよ。

  • 1. keep in
  • 2. keep away from
  • 3. keep out
  • 4. keep over
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q4. Let’s ______ after the project ends.
プロジェクトが終わっても連絡を取り合おう。

  • 1. keep at
  • 2. keep up
  • 3. keep down
  • 4. keep in touch
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q5. You’d better ______ their argument.
彼らの口論には関わらない方がいいよ。

  • 1. keep out of
  • 2. keep over
  • 3. keep under
  • 4. keep from
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q6. Please ______ your voice. The baby is sleeping.
声を抑えてください。赤ちゃんが寝ています。

  • 1. keep up
  • 2. keep out
  • 3. keep down
  • 4. keep after
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q7. Can you ______ my bag while I’m away?
ちょっとの間、カバンを見ててくれる?

  • 1. keep away
  • 2. keep in
  • 3. keep to
  • 4. keep an eye on
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q8. Drivers must ______ the speed limit.
運転者は制限速度を守らなければならない。

  • 1. keep up
  • 2. keep to
  • 3. keep at
  • 4. keep off
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q9. Please ______ from the edge of the platform.
ホームの端から離れてください。

  • 1. keep back
  • 2. keep over
  • 3. keep on
  • 4. keep to
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

Q10. No matter what happens, just ______.
何があっても、ただ前に進み続けよう。

  • 1. keep out
  • 2. keep off
  • 3. keep going
  • 4. keep under
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

まとめ|keepの句動詞を「維持と継続」でつかもう!

おりばー先生
皆さん、今回もよく頑張りましたね。「keep」は“保つ・続ける”というイメージが基本でしたね。

ぜすと君
うん!「keep」って、前向きでポジティブな感じがするね。努力とか友情とかを“続ける”って感じ!

るなちゃん
そうそう♪ 方向を示す前置詞を意識すると、“何を保つのか”“どう続けるのか”が自然にわかるよ。

ぴこり
ぼく、「keep going」とか「keep in touch」みたいなフレーズが好き!やる気出る〜!

おりばー先生
素晴らしいですね。では今回のポイントを、もう一度整理しておきましょう。

  • コアイメージ: “keep”=「維持する・保つ・続ける」
  • 方向でわかる句動詞の意味:
    ・on=動作を続ける → keep on(〜し続ける)
    ・up=上のレベルを保つ → keep up(維持する・ついていく)
    ・away=離して保つ → keep away(遠ざける)
    ・out=外に出す・締め出す → keep out(中に入れない)
    ・off=離す・避ける → keep off(避ける・控える)
    ・to=方向を守る → keep to(〜を守る・逸れない)
    ・in=内に保つ → keep in(閉じ込める・内に秘める)
    ・back=後ろに保つ → keep back(引き留める・抑える)
  • 比喩的な使い方: keep at(努力を続ける)、keep going(前進し続ける)、keep in touch(連絡を取り続ける)など。
  • 日常英語の定番: 「Keep it up!(その調子で!)」や「keep away from(〜に近づかない」は非常に頻出です。

るなちゃん
つまり、“何をどこで保つか”がポイントなんだね!

ぜすと君
そうだね!「keep」って単語だけで、こんなに前向きな表現ができるなんて驚いたよ!

ぴこり
ぼく、今日から「Keep learning English!」をモットーにする〜!

おりばー先生
その心意気、すばらしいです。英語の上達も“keep going”が大事ですよ。

ぜすと君
うん!これからも“keep up the good work!”でがんばるぞ〜!

ぴこり
いいね〜!ぜすと君、すっかり“keep master”だね♪

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