前置詞+動名詞の慣用表現:完全ガイド【例文付き】

ぜすと君がにこにこして待っている。遠くからなちゃんが歩いてくる。ぴこりも一緒。look forward to meeting you.
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目次

ぜすと君と学ぶ!前置詞+動名詞の慣用表現

ぜすと君
るなちゃん~!「look forward to meet you」って書いたらダメって先生に言われちゃったんだ。なんで?
るなちゃん
あ、それは「look forward to meeting you」が正しいんだよ。toのあとに動名詞(~ing)が来るの。
ぜすと君
えっ?でも「to」って不定詞のtoじゃないの?「to + 動詞の原形」って習ったよ?
るなちゃん
うんうん、そこがややこしいところ!「to」が前置詞のときは不定詞じゃなくて動名詞になるんだよ。
ぴこり
おぉ~!つまり「to」にも2種類あるんだね!
おりばー先生
その通り。今日は「前置詞+動名詞」のルールと、よく使う慣用表現をまとめて学びましょう。
ぜすと君
やった!これを覚えたら、もっと自然に話せるようになりそうだね!
るなちゃん
そうだね。特に「be interested in ~ing」とか「look forward to ~ing」は日常会話でもよく使うから必須!
ぴこり
わ~!僕も「I’m interested in playing games!」ってすぐ言えるよ!
おりばー先生
では、まず基本ルールをしっかり確認してから、表現をどんどん身につけていきましょう。

文法解説:前置詞+動名詞の慣用表現

前置詞の後ろには必ず名詞が来ます。動詞を使いたいときは 動名詞(~ing) にしなければなりません。これが「前置詞+動名詞」のルールです。

今回は、そのルールに基づくよく使う慣用表現を「状態や感情を表す表現」と「行動や動作に関わる表現」に分けて整理しました。

るなちゃん
まずは表で確認してから、例文で詳しく確認していこう!

慣用表現1:状態や感情を表す表現

人の気持ちや評価、状態を表すときによく使われる「前置詞+動名詞」の表現です。

表現 意味
be interested in ~ing ~に興味がある
be good at ~ing ~が得意だ
be tired of ~ing ~にうんざりしている
be afraid of ~ing ~を恐れる
be used to ~ing ~に慣れている
be busy ~ing ~で忙しい
be capable of ~ing ~できる能力がある
be worth ~ing ~する価値がある

ぜすと君
どうしてbeが入ってるんだっけ?

るなちゃん
「be」があるのは「形容詞+前置詞」の表現だからなんだよ。状態を表すときにはbe動詞が必要になるの!

ぜすと君
なるほど~!だから “I interested in ~” じゃなくて “I am interested in ~” って言わなきゃダメなんだね!

例文で確認:状態や感情を表す表現

I am interested in learning English.
私は英語を学ぶことに興味があります。
※「be interested in ~ing」で「~に興味がある」

She is good at playing the piano.
彼女はピアノを弾くのが得意です。
※「be good at ~ing」で「~が得意」

He is tired of waiting.
彼は待つことにうんざりしている。
※「be tired of ~ing」で「~に飽きる/うんざりする」

She is afraid of flying.
彼女は飛行機に乗るのが怖い。
※「be afraid of ~ing」で「~するのを恐れる」

I am used to living alone.
一人暮らしに慣れています。
※「be used to ~ing」で「~に慣れている」

He is busy preparing for the exam.
彼は試験の準備で忙しい。
※「be busy ~ing」で「~で忙しい」

He is capable of solving difficult problems.
彼は難しい問題を解く能力がある。
※「be capable of ~ing」で「~できる能力がある」

This book is worth reading.
この本は読む価値がある。
※「be worth ~ing」で「~する価値がある」

覚えておきたい単語・フレーズ

  • interested /ˈɪntrəstɪd/ 興味を持っている
  • tired /ˈtaɪərd/ 疲れた、うんざりした
  • afraid /əˈfreɪd/ 怖がっている
  • used to /juːst tuː/ ~に慣れている
  • busy /ˈbɪzi/ 忙しい
  • capable /ˈkeɪpəbl/ 能力がある
  • worth /wɜːrθ/ 価値がある
  • good at /ɡʊd æt/ ~が得意

慣用表現2:行動や動作に関わる表現

人の行動や出来事と結びつく「前置詞+動名詞」の表現です。会話や文章で頻出します。

表現 意味
look forward to ~ing ~を楽しみにする
talk about ~ing ~について話す
apologize for ~ing ~したことを謝る
thank you for ~ing ~してくれてありがとう
succeed in ~ing ~に成功する
keep (on) ~ing ~し続ける
without ~ing ~せずに
there is no ~ing ~することはできない
prevent A from ~ing Aが~するのを妨げる
stop A from ~ing Aが~するのをやめさせる
have difficulty (in) ~ing ~するのに苦労する
in ~ing ~する際に/~して

例文で確認:行動や動作に関わる表現

I look forward to meeting you.
お会いできるのを楽しみにしています。
※「look forward to ~ing」で「~を楽しみにする」

We talked about moving to another city.
私たちは別の都市へ引っ越すことについて話しました。
※「talk about ~ing」で「~について話す」

He apologized for being late.
彼は遅れたことを謝りました。
※「apologize for ~ing」で「~したことを謝る」

Thank you for helping me.
手伝ってくれてありがとう。
※「thank you for ~ing」で「~してくれてありがとう」

They succeeded in solving the problem.
彼らはその問題を解決することに成功した。
※「succeed in ~ing」で「~に成功する」

He kept on talking during the movie.
彼は映画の間ずっと話し続けた。
※「keep (on) ~ing」で「~し続ける」

She left without saying goodbye.
彼女はさよならを言わずに去った。
※「without ~ing」で「~せずに」

There is no telling what will happen.
何が起こるかは分からない。
※「there is no ~ing」で「~することはできない」

The rain prevented us from playing outside.
雨のせいで外で遊べなかった。
※「prevent A from ~ing」で「Aが~するのを妨げる」

The teacher stopped him from cheating.
先生は彼がカンニングするのを止めた。
※「stop A from ~ing」で「Aが~するのをやめさせる」

She had difficulty finding the station.
彼女は駅を見つけるのに苦労した。
※「have difficulty (in) ~ing」で「~するのに苦労する」

In solving this problem, teamwork is important.
この問題を解くにあたってはチームワークが大切だ。
※「in ~ing」で「~する際に/~して」

覚えておきたい単語・フレーズ

  • look forward to /lʊk ˈfɔːrwərd tuː/ ~を楽しみにする
  • talk about /tɔːk əˈbaʊt/ ~について話す
  • apologize /əˈpɑːlədʒaɪz/ 謝る
  • thank /θæŋk/ 感謝する
  • succeed /səkˈsiːd/ 成功する
  • keep (on) /kiːp ɑːn/ ~し続ける
  • without /wɪˈðaʊt/ ~なしで
  • prevent /prɪˈvent/ 妨げる
  • stop /stɑːp/ 止める
  • difficulty /ˈdɪfɪkəlti/ 難しさ、困難
  • in ~ing /ɪn/ ~において、~の中で
  • there is no ~ing /ðer ɪz noʊ/ ~できない
ぴこり
表で見たら整理しやすいし、例文でイメージできるからすごく覚えやすいよ!
おりばー先生
はい。まず表で全体像をつかんでから、例文で使い方を確認するのがベストですね。

前置詞+動名詞の慣用表現 確認問題

前置詞+動名詞を使った慣用表現をクイズ形式で復習しましょう!訳も確認しながら理解を深めてね。

Q1. I look forward to ______ him.
彼に会うのを楽しみにしています。

  • 1. meet
  • 2. meeting
  • 3. to meet
  • 4. met

Q2. She is good at ______.
彼女は歌うのが得意です。

  • 1. singing
  • 2. sing
  • 3. sings
  • 4. to sing

Q3. He is used to ______ up early.
彼は早起きに慣れています。

  • 1. get
  • 2. to get
  • 3. getting
  • 4. gets

Q4. I am tired of ______ the same movie.
私は同じ映画を見るのに飽きました。

  • 1. to watch
  • 2. watching
  • 3. watch
  • 4. watched

Q5. Thank you for ______ me.
助けてくれてありがとう。

  • 1. helping
  • 2. help
  • 3. helps
  • 4. to help

Q6. They succeeded in ______ the exam.
彼らは試験に合格することに成功しました。

  • 1. pass
  • 2. to pass
  • 3. passes
  • 4. passing

Q7. She left without ______ anything.
彼女は何も言わずに去った。

  • 1. say
  • 2. says
  • 3. saying
  • 4. to say

Q8. The rain prevented us from ______ outside.
雨が私たちを外で遊ぶのを妨げた。

  • 1. play
  • 2. playing
  • 3. to play
  • 4. plays

Q9. He is busy ______ a report.
彼はレポートを書くのに忙しいです。

  • 1. writing
  • 2. write
  • 3. writes
  • 4. to write

Q10. This movie is worth ______.
この映画は見る価値がある。

  • 1. to watch
  • 2. watch
  • 3. watches
  • 4. watching

前置詞+動名詞の慣用表現まとめ

おりばー先生
今回学んだポイントを整理しておきましょう。
  • 前置詞の後ろには必ず名詞が来る → 動詞を使うときは動名詞(~ing)
  • 「to」は不定詞のtoだけでなく、前置詞のtoもある(look forward to ~ing など)
  • 会話でよく使う慣用表現は「かたまり」で覚えると自然に使える
  • 特に「be interested in」「be good at」「look forward to」などは頻出!
  • 追加で「without ~ing」「be worth ~ing」「prevent A from ~ing」なども重要
ぜすと君
なるほど~!前置詞のあとって、必ず~ingになるんだね!toなのに不定詞じゃないパターンもあるって勉強になった!
るなちゃん
そうだね。これで主要な表現はほぼカバーできたよ。
ぴこり
やったぁ!これで「I look forward to seeing you!」って自信を持って言えるよ!
おりばー先生
素晴らしいですね。あとは会話やライティングで実際に使ってみると定着しますよ。
ぜすと君
よーし!これで一歩英語マスターに近づいた気がする!また勉強したいな!
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