「甘い」という表現は、味覚だけでなく、性格や雰囲気など、さまざまな意味で使われます。英語ではsweet、sugary、delightfulといった単語が主に使われます。それぞれのニュアンスを理解すると、より適切な使い方ができますよ。
- sweet / swiːt / 甘い、優しい
- sugary / ˈʃʊɡəri / 砂糖のように甘い
- delightful / dɪˈlaɪtfəl / 喜びを与える、心地よい
それでは、それぞれの単語について詳しく解説していきます。
sweetの意味、使い方は?
sweetは、味覚の「甘い」だけでなく、「優しい」「心地よい」という感情的な意味も持つ幅広い単語です。食べ物の味を説明するのはもちろん、人の性格や出来事の優しさ、愛らしさを表すときにも使われます。
- 原型:sweet / swiːt /
- 比較級:sweeter / ˈswiːtər /
- 最上級:sweetest / ˈswiːtɪst /
sweetを使った例文
This cake is so sweet and delicious.
このケーキはとても甘くておいしいです。
※食べ物や飲み物の味覚に使われます。
She has such a sweet smile.
彼女はとても優しい笑顔を持っています。
※人の性格や表情の優しさを表します。
Thank you for the sweet gift.
素敵なプレゼントをありがとう。
※「sweet」は心のこもったものや行為に使われます。
The air smelled sweet with flowers.
空気が花で甘い香りがしました。
※香りの心地よさを表現します。
What a sweet little puppy!
なんてかわいい子犬なんでしょう!
※愛らしいものや存在を表す場面で使います。
He is always so sweet to everyone.
彼はいつもみんなにとても親切です。
※性格や行動の親切さや思いやりを表します。
The sweet sound of the violin filled the room.
バイオリンの優しい音が部屋を満たしました。
※音楽や雰囲気の心地よさを示します。
The memory of our trip is so sweet.
私たちの旅行の思い出はとても素敵です。
※思い出や感情の心地よさを表現します。
sweetは、味覚の「甘さ」から、性格、雰囲気、思い出の「優しさ」「心地よさ」まで、多くの場面で使える便利な単語です。
sugaryの意味、使い方は?
sugaryは、砂糖のような甘さを具体的に表す単語です。甘さが強調されている場合や、少し過剰だと感じるニュアンスを含むこともあります。味覚だけでなく、言葉や態度が「甘ったるい」場合にも使われます。
- 原型:sugary / ˈʃʊɡəri /
- 比較級:more sugary / mɔːr ˈʃʊɡəri /
- 最上級:most sugary / moʊst ˈʃʊɡəri /
sugaryを使った例文
This coffee is too sugary for my taste.
このコーヒーは私には甘すぎます。
※砂糖の甘さが強調されています。
The cake was topped with a sugary glaze.
そのケーキは砂糖のコーティングがかかっていました。
※砂糖の具体的な甘さを描写しています。
She gave me a sugary compliment.
彼女は私に甘ったるいお世辞を言いました。
※言葉や態度の「甘さ」を指します。
The drink had a sugary aftertaste.
その飲み物には甘い後味がありました。
※飲み物の甘さの余韻を表現します。
The sugary scent of the bakery filled the street.
パン屋の甘い香りが通りを満たしました。
※甘い香りの具体性を強調しています。
He gave her a sugary smile, trying to impress her.
彼は彼女に印象を与えようと甘い笑顔を見せました。
※態度の「甘さ」を描写しています。
I try to avoid sugary snacks for health reasons.
健康のために甘いお菓子を控えるようにしています。
※健康や栄養に関連して使われます。
Her sugary tone of voice didn’t seem sincere.
彼女の甘ったるい口調は本心には思えませんでした。
※言葉やトーンがわざとらしい場合にも使われます。
sugaryは、砂糖のような強い甘さや、それが過剰だと感じる場合に使われます。具体的な味覚だけでなく、態度や言葉にも応用されます。
delightfulの意味、使い方は?
delightfulは、「喜びを与える」「心地よい」という意味を持つ単語で、物や体験が人を幸せにする場面で使われます。味そのものを指すことは少ないですが、食べ物や飲み物が特に素晴らしい場合にも使われます。
- 原型:delightful / dɪˈlaɪtfəl /
- 比較級:more delightful / mɔːr dɪˈlaɪtfəl /
- 最上級:most delightful / moʊst dɪˈlaɪtfəl /
delightfulを使った例文
The dessert was delightful, with a perfect balance of flavors.
そのデザートは素晴らしく、味のバランスが完璧でした。
※味覚の感動を表します。
We had a delightful afternoon in the garden.
私たちは庭で素晴らしい午後を過ごしました。
※体験の心地よさを描写しています。
The music was absolutely delightful to listen to.
その音楽は聞いていてとても心地よかったです。
※音楽や雰囲気の快適さを強調します。
Her delightful laugh made everyone smile.
彼女の楽しい笑い声がみんなを笑顔にしました。
※人の行動や影響を表します。
The hotel offers delightful views of the ocean.
そのホテルは素晴らしい海の景色を提供します。
※景色や場所の魅力を表現します。
The children found the puppet show delightful.
子どもたちはその人形劇をとても楽しみました。
※子どもたちの喜びを描写しています。
The experience of hiking in the mountains was delightful.
山をハイキングする体験は素晴らしかったです。
※自然の中での喜びを強調します。
The book is filled with delightful illustrations.
その本には楽しいイラストがたくさん描かれています。
※視覚的な楽しさや喜びを示します。
delightfulは、人や物、体験が心地よさや喜びを与える場面で使われます。食べ物や飲み物が特別に素晴らしい場合にも適しています。
sweet、sugary、delightfulは、それぞれ異なる「甘い」を表現します。sweetは一般的な「甘い」や「優しい」を表し、sugaryは具体的な砂糖の甘さやそれに関連する表現に、delightfulは心を満たすような「喜び」や「楽しさ」を表します。適切な文脈で使い分けることで、表現がより豊かになります。