英語で「見る」を表す言葉には、see、watch、lookがあります。それぞれの単語は、見る行為の種類や目的に応じて使い分けられます。詳しく解説していきます。
- see / siː / 見える、見る
- watch / wɑːtʃ / じっくり見る、注視する
- look / lʊk / 意識して見る、目を向ける
これらの言葉は、見る状況や意図に合わせて正しく使い分けることが重要です。
seeの意味、使い方は?
seeは、「見える」「見る」という意味で、視覚的に物事が自然と目に入る状況を指します。特に、意識していなくても目に入るものを指す場合に使われます。また、会う、理解するという意味でも使われます。たとえば、I see a bird in the tree.(木に鳥が見える)のように使います。
- 原型:see / siː
- 過去形:saw / sɔː
- 過去分詞:seen / siːn
- 現在分詞:seeing / ˈsiːɪŋ
- 三人称単数現在:sees / siːz
seeを使った例文
I see a rainbow in the sky.
空に虹が見えます。
※「see」で自然に視界に入った状況を表現しています。
She saw him at the park yesterday.
彼女は昨日、公園で彼を見ました。
※「saw」で過去に視界に入った状況を示しています。
Have you seen my keys anywhere?
どこかで私の鍵を見ませんでしたか。
※「seen」で過去の経験を尋ねています。
I’m seeing a doctor this afternoon.
私は今日の午後、医者に会います。
※「seeing」で「会う」という意味を表現しています。
He sees the potential in her ideas.
彼は彼女のアイデアに可能性を感じています。
※「sees」で理解や気づきを表しています。
We saw a beautiful sunset by the beach.
私たちはビーチで美しい夕日を見ました。
※「saw」で過去の体験を語っています。
I can see the mountains from my window.
窓から山が見えます。
※「see」で視界に自然と入っている状況を示しています。
She sees herself as a leader.
彼女は自分をリーダーだと思っています。
※「sees」で「考える」や「理解する」のニュアンスを表しています。
seeは、「見える」「見る」という自然な視覚の働きや、「会う」「理解する」など広い意味で使える便利な単語です。
watchの意味、使い方は?
watchは、「じっくり見る」「注視する」という意味で、動いているものや進行中の出来事を意識して観察する際に使います。たとえば、I watch TV every night.(私は毎晩テレビを見ます)のように、注意深く見る状況を表します。
- 原型:watch / wɑːtʃ
- 過去形:watched / wɑːtʃt
- 過去分詞:watched / wɑːtʃt
- 現在分詞:watching / ˈwɑːtʃɪŋ
- 三人称単数現在:watches / ˈwɑːtʃɪz
watchを使った例文
I watch the news every morning.
私は毎朝ニュースを見ます。
※「watch」で注意深く見る習慣を表しています。
She watched the children play in the park.
彼女は子どもたちが公園で遊ぶのを見ていました。
※「watched」で進行中の出来事を観察する様子を表現しています。
We’re watching a movie together tonight.
私たちは今夜、一緒に映画を観ます。
※「watching」で計画的に見る状況を表しています。
He watches birds with binoculars in his free time.
彼は自由時間に双眼鏡で鳥を観察します。
※「watches」で観察の趣味を示しています。
They were watching the fireworks from the rooftop.
彼らは屋上から花火を見ていました。
※「watching」で動きのあるものをじっくり見ていることを示しています。
She watched closely as he explained the process.
彼がその手順を説明するのを彼女は注意深く見ていました。
※「watched」で細かく注意を払って見る様子を表しています。
I like to watch the stars on a clear night.
私は澄んだ夜に星を見るのが好きです。
※「watch」で星を観察する趣味を表現しています。
We’re watching the soccer game live on TV.
私たちはテレビでサッカーの試合を生中継で見ています。
※「watching」で動きのあるイベントを注視することを示しています。
watchは、動いているものや進行中の出来事を意識的にじっくり見る状況で使われます。視覚の集中を伴う場合に適しています。
lookの意味、使い方は?
lookは、「意識して見る」「目を向ける」という意味で、見る行為を自ら意識的に行う場合に使います。具体的な方向や対象に目を向ける際に適しています。たとえば、Look at this picture!(この写真を見て!)のように指示を伴うことが多いです。
- 原型:look / lʊk
- 過去形:looked / lʊkt
- 過去分詞:looked / lʊkt
- 現在分詞:looking / ˈlʊkɪŋ
- 三人称単数現在:looks / lʊks
lookを使った例文
Look at the sky! It’s so clear tonight.
空を見て!今夜はとても澄んでいます。
※「look」で特定の対象に目を向けるよう指示しています。
She looked at him with surprise.
彼女は驚きの目で彼を見ました。
※「looked」で感情を込めて見る様子を表しています。
I’m looking for my glasses. Have you seen them?
私は眼鏡を探しています。見かけませんでしたか?
※「looking」で探し物の行為を表現しています。
He looked out the window to check the weather.
彼は天気を確認するために窓の外を見ました。
※「looked」で行為の対象を示しています。
They looked at the map to find the right route.
彼らは正しいルートを見つけるために地図を見ました。
※「looked」で目を向ける行為を強調しています。
Look both ways before crossing the street.
道を渡る前に両方向を見てください。
※「look」で注意を促す命令形を使用しています。
She is looking at the menu, trying to decide what to order.
彼女はメニューを見て、何を注文するか考えています。
※「looking」で目を向け続けている様子を表現しています。
He looked directly into her eyes and smiled.
彼は彼女の目をまっすぐに見つめて微笑みました。
※「looked」で視線を意識的に向けた様子を示しています。
lookは、特定の方向や対象に意識的に目を向ける行為を表します。命令形や「at」と共に使われることが多く、指示や注意を促す際に便利です。
see、watch、lookは、すべて「見る」を表しますが、それぞれのニュアンスが異なります。seeは自然に目に入る状況、watchはじっくり見ること、lookは意識的に目を向けることを指します。場面や目的に応じて適切に使い分けることで、より正確な表現ができます。