He don’t like it.はなぜ間違い?
「He don’t like it.」は一見正しそうに見えますが、実は文法的に間違った英語表現です。
この文の問題は、三単現(主語が三人称単数のとき)の動詞の形にあります。
英語では「He」「She」「It」など三人称単数の主語のとき、動詞に -s や -es をつける必要があります。
ただし、do のような助動詞の場合は「do → does」に変わります。
つまり、正しい文は“He doesn’t like it.” です。
- He / hiː / 彼は
- do / duː / ~をする(助動詞・動詞)
- not / nɑːt / ~でない
- like / laɪk / 好む、好きである
- it / ɪt / それを、それは
「He don’t like it.」と “don’t” のまま使ってしまうと、「主語と動詞の一致」という英語の基本ルールに反してしまいます。
ネイティブが聞くとすぐに「文法を知らない人」という印象になってしまうので注意が必要です。
正しいフレーズはHe doesn’t like it.
正しい表現はHe doesn’t like it. です。
“doesn’t” は “does not” の短縮形で、「三人称単数」用の否定形助動詞になります。
このとき、does に「三単現のs」が含まれているため、動詞 “like” は原形のままにします。
“doesn’t likes” と言ってしまうのも誤りです。
- He / hiː / 彼は
- does / dʌz / ~をする(助動詞・三単現)
- not / nɑːt / ~でない
- like / laɪk / 好む、好きである
- it / ɪt / それを、それは
この形が英語の基本中の基本。
“does” の形で三単現を表すため、動詞は常に原形のままにするのがポイントです。
He doesn’t like it.
彼はそれが好きではありません。
※ 正しい三単現の否定文
She doesn’t eat meat.
彼女は肉を食べません。
※ “eat” は原形のまま
It doesn’t work.
それは動きません。
※ 機械やシステムにも使える
He doesn’t know the answer.
彼は答えを知りません。
※ “know” も原形で使う
He doesn’t play tennis.
彼はテニスをしません。
※ “play” のような単純動詞も同じルール
肯定文ならHe likes it.
否定文で “doesn’t” を使う代わりに、肯定文なら動詞に “-s” をつけてHe likes it. が正解です。
この「-s」をつけ忘れるのも、英語学習者が最もよくするミスのひとつです。
主語が “I” や “They” のときはつけず、 “He”, “She”, “It” のときだけ “-s” をつける、というルールを意識しましょう。
- He / hiː / 彼は
- like / laɪk / 好む、好きである
- it / ɪt / それを、それは
He likes it.
彼はそれが好きです。
※ 三単現なので “likes” になる。
She likes coffee.
彼女はコーヒーが好きです。
※ “She like coffee” は誤り。
It rains a lot here.
ここではよく雨が降ります。
※ “rain” も三単現で “rains”。
He studies hard.
彼は一生懸命勉強します。
※ “study” → “studies” とつづりが変わるタイプ。
My dog loves me.
私の犬は私が大好きです。
※ “love” → “loves” と “-s” を忘れない!
もう迷わない!三単現の“s”をマスターしよう
「He don’t like it.」のような間違いは、英語初心者から上級者までよくあるミスです。
ポイントは、助動詞 “does” に三単現のsを集約するという考え方。
肯定文なら動詞に “-s”、否定文や疑問文なら “does” を使って、動詞は原形に戻すというルールを守れば完璧です。
ネイティブでも子どもの頃に何度も直される基本中の基本。
この機会に「He doesn’t like it.」をしっかり覚えて、文法の基礎を盤石にしましょう!


